【この記事でわかること】
- 筋トレが肌に良い理由(科学的な裏付けあり)
- 美肌になりたい人が筋トレで得られる効果
- 運動が苦手でも始められる簡単な筋トレ法
「肌が綺麗な人って、スキンケアにお金をかけてるんだろうな…」そう思っていませんか?
実は、そんな人たちが共通してやっているのが“筋トレ”なんです。
運動が苦手でも大丈夫。
この記事では、科学的な根拠を交えながら「筋トレが美肌にどんな効果をもたらすのか?」をわかりやすく解説します。


筋トレが肌に良い3つの理由
まずは筋トレと美肌の関係について紹介します。
血流が良くなることで肌細胞に酸素と栄養が行き渡る
筋トレをすると、心拍数が上がり、全身の血流が活性化されます。
これにより、肌細胞に酸素や栄養が効率よく届けられ、細胞の代謝が促進されます。肌のターンオーバーが整い、くすみや乾燥が改善し、肌の透明感が増す効果が期待できます。
血行不良はくすみ・クマの原因。筋トレで血色の良い肌に!
全身の血流を良くするにはストレッチも効果的!疲労回復にもおすすめです!

成長ホルモンがコラーゲン生成を促進
筋トレ後に体内で分泌される「成長ホルモン」には、筋肉の修復だけでなく、皮膚の細胞を活性化する働きがあります。
特に、コラーゲンやエラスチンといった、肌の弾力やハリを保つ成分の合成を促すため、シワやたるみの予防にもつながります。
成長ホルモンは20代を過ぎると減少。でも筋トレで自然に分泌を促せます!
自律神経が整い、ストレスによる肌荒れが減る
筋トレを行うことで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、ストレス耐性が高まります。
ストレスが軽減されると、ストレスホルモン(コルチゾール)の過剰分泌が抑えられ、ニキビや乾燥などの肌トラブルが起きにくくなります。
睡眠の質も上がって、肌の修復力もアップ!
寝つきを良くしたいなら、ヨガがおすすめ!

肌を綺麗にする5つの筋力トレーニング
ここからは肌を綺麗にする6つの筋力トレーニングを紹介していきます。
フルスクワット

- 脚を肩幅にひらき、両手を肩の高さで前に伸ばす。
- 膝を深く曲げ、お尻を床に近づける(目線は前に向ける)。
- 「膝を伸ばす」と「膝を深く曲げる」を繰り返し行う。
- 15回行う。
フルスクワットは太ももやお尻を鍛えます。
きつすぎる場合はハーフスクワットでもOK

フルスクワットがきつすぎる場合はハーフスクワットでもOKです。ハーフスクワットは膝を90度に曲げるスクワットです。
ハーフスクワットは下記の点に注意して行いましょう。
- 膝を曲げた際、つま先よりも膝が前に出ないようにする。
- 目線は下に向けず、前を向いて行う。
- 上半身は軽く前に倒す(おじぎをするイメージ)
カーフレイズ

- 足を腰幅にひらいて、つま先を真っすぐ前に向ける。
- かかとをできるだけ高く上げる。
- かかとを下ろす時も気を抜かず、そっと下す。
- 15回行う
カーフレイズはふくらはぎを鍛える筋トレです。足のむくみや冷えの解消にも効果的です。
支えを使って行ってもOK
カーフレイズはかかとを上げるため、バランスや姿勢を崩しやすいトレーニングです。トレーニングに集中するために、
- テーブル
- 椅子の背もたれ
- 壁
などを支えに使って、行っても構いません。
かかとを下ろす時もトレーニングです。かかとを「ゆっくり下すこと」を意識しましょう。
クランチ

- 仰向けで両脚をあげる。膝と股関節を90度にする。両手は頭の後ろで組む。
- 膝の位置は変えずに腹筋の力で起き上がり、肘を膝にあてる。
- 頭をぶつけないように注意して、上体を元に戻す。
- 15回行う。
クランチは腹筋を鍛えます(腹筋だけをピンポイントに鍛えることができます)。
膝の位置は変えない

クランチのポイントは膝の位置を変えないことです。膝の位置がずれてしまうと、腹筋以外の筋肉に刺激が入ってしまい、腹筋を鍛える効果が減ってしまいます。
膝の位置を変えないために、壁に足の裏をつけて行いましょう。膝と股関節を90度にし、足の裏を壁につけます。この状態でクランチを行うと、膝の位置が変わらずに行えます。
ヒップリフト

- 仰向けの状態で両膝を立てる。
- お尻に力を入れて、お尻を持ち上げて、膝から頭まで斜め一直線になるようにする。
- ゆっくりお尻を下げる。
- お尻の上げ下ろしを繰り返し行う。
- 15回行う。
ヒップリフトはお尻をピンポイントで鍛えるトレーニングです。
片足でお尻を上げると強度が上がる

ヒップリフトではトレーニングの強度が物足りない場合は、片足でヒップリフトを行いましょう。片脚で行う場合も、
- お尻に力を入れること
- 膝から頭まで斜め一直線になるようにすること
を意識して行いましょう。
片足ヒップリフトも「膝から肩がななめ一直線にすること」と「腰を反らさないこと」に注意して行いましょう。
バックエクステンション

- うつ伏せの状態で行う。
- 肘を曲げ、軽く肩甲骨を寄せる。
- 胸と足を出来るだけ高く上げる。
- 反動をつけずに繰り返す。
- 15回行う。
バックエクステンションは背中(脊柱起立筋)を鍛えるトレーニングです。
肌が綺麗になる筋トレの始め方
まずは週2回、5分からでもOK!
「筋トレ」と聞くとハードなイメージがあるかもしれませんが、美肌を目指すなら軽い負荷で十分です。
1日5分、週2〜3回を目安に、簡単なエクササイズからスタートしましょう。短時間でも継続すれば、少しずつ体と肌に変化が現れます。
筋トレは継続が大事。筋トレの効果は3〜4週間で肌に表れ始めます!
全身を動かす種目がおすすめ
スクワットや腕立て伏せなど、大きな筋肉を使う運動は、効率よくホルモンを分泌させ、血流もアップします。
特に下半身の筋肉は大きく、基礎代謝の向上に深く関わるため、脚を使う運動がおすすめです。
時間がない時や疲れている時は「スクワット」だけでもOKです!
呼吸を止めずに、ゆっくり行うのがコツ
筋トレ中は無意識に息を止めがちですが、呼吸を意識することで体がリラックスし、自律神経にも良い影響を与えます。
ゆっくりとした動きで正しいフォームを意識しながら行うことで、筋肉への刺激も高まり、美肌効果がアップします。
ゆっくり動くことで筋肉への刺激が増え、美肌効果も高まります!
まとめ:美肌は“内側”から作る時代へ
肌が荒れたり、くすみが気になったりすると、ついスキンケアアイテムに頼りがちです。
でも本当に大切なのは、肌が作られる“内側”を整えること。筋トレはそのための、誰でもできるシンプルでパワフルな方法です。
血流を良くし、成長ホルモンを促し、自律神経を整えることで、肌は自然と本来の美しさを取り戻していきます。最初はたった5分でもOK。
頑張りすぎなくても、少しずつの積み重ねが未来のあなたの肌をつくります。
「鏡を見るのがちょっと楽しみになった」そんな毎日を目指して、今日から“美肌のための筋トレ”をはじめてみませんか?


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