- クーラー病(冷房病)で身体がだるくなったら、ヨガで体を整えましょう。
- クーラー病とは自律神経が乱れた状態です。自律神経が乱れると体がだるくなり、不眠やイライラの原因にもなります。
- この記事ではクーラー病を治すヨガのポーズを5つ紹介します。
クーラー病(冷房)で「体がだるい」と感じたらヨガで体を整えましょう。
クーラー病は自律神経失調症の1つです。自律神経が乱れることで、
- 体のだるさ
- 頭痛
- めまい
- イライラ
- 不眠
などが起きます。ヨガは自律神経を整え、体の不調を治す効果があるため、クーラー病で無駄れた自律神経を整える効果が整える効果があります。
この記事では「クーラー病を治す5つのヨガのポーズ」を紹介します。ヨガ初心者や体が硬い方でも行えます。ヨガで体をリフレッシュさせましょう!
クーラー病と自律神経の関係
まずは簡単にクーラー病について紹介します。
クーラー病とは
クーラー病とは冷房の効いた室内に長時間いることによって起こる、様々な体調不良の俗称です。
クーラー病は自律神経失調症の1つであるとされています。
症状
クーラー病は「体のだるさ」だけでなく、下記のような症状もあらわれます。
- 頭痛
- 不眠
- めまい
- 肌荒れ
- 食欲不振
- 下痢・便秘
- 手足の冷え
- 筋肉痛・関節痛(肩こり・腰痛)
- のどの痛み
- 咳
ヨガは腸の働きを整える効果もあります。「過分性腸症候群」を治すヨガのポーズを下記の記事で紹介しています。
原因
クーラー病の原因は主に二つです。
- 冷房の使用による急激な温度変化
- 冷房の風が直接当たること
クーラー病になりやすい人
- 体力が低下している
- ストレスが多い
- 睡眠不足
- 水分不足
- 高齢者
- 女性
- 乳幼児
体力が低下すると「疲れやすくなった」と感じてしまいます。疲れやすい体は下記の記事で紹介している筋トレで「疲れにくい体」に変身させましょう。
自律神経とは
自律神経は無意識のうちに、呼吸、心拍数、血圧、体温、消化、排泄など、生命活動を維持するために必要な様々な機能を調整している神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあります。クーラー病になると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、体と心に悪影響を与えます。
クーラー病は自律神経失調症の1つ
クーラー病は自律神経失調症の1つです。
自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れて起こる心身の不調の総称です。クーラーが効いた屋内と暑い屋外の気温差の影響で自律神経が乱れてしまいます。
ヨガは自律神経を整える
ヨガは自律神経を整える効果があるため、クーラー病で乱れた自律神経を整える方法として、大変有効です。
ヨガの効果
ヨガは自律神経を整える効果があるため、クーラー病による倦怠感(体のだるさ)を解消することができます。
また、ヨガには下記のような効果があります。
- 筋力・体力の向上
- 柔軟性の向上
- 姿勢の改善
- ダイエット
- 疲労回復
- リラックス効果(ストレス解消)
- 集中力の向上
- 血行促進
ヨガは血行を促進し、動脈硬化を改善する効果もあります。動脈硬化を改善することで心臓病や脳卒中などの生活習慣病を予防することができます。
自律神経を整えるヨガのポイント
自律神経を整え、クーラー病を解消するにはヨガのポイントを抑える必要があります。
ヨガのポイントは大きく分けて2つです。
- 環境を整える
- 鼻呼吸をポーズに合わせる
環境を整える
ヨガの1つ目のポイントは「環境を整える」ことです。
部屋の照明を落とす
部屋の照明を落とし、部屋を暗くすることでリラックス効果が高まり、自律神経を整える効果があります。
部屋の照明を落とすことはリラックス効果がだけでなく、目の疲れを癒す効果もあります。部屋を暗くすることで目の筋肉の緊張がほぐれるからです。目の疲れ解消法については下記の記事をご覧ください。
リラックスできるBGMを流す
寝落ちヨガを行う際、心がリラックスできるBGMを流しましょう。リラックスBGMによってストレスや不安感を解消することができます。
自然音(雨の音や川の流れる音など)を流すと気持ちがとても落ち着くのでおすすめです。YouTubeで「自然音」と検索してみて下さい。おすすめは「雨の音」です。
ヨガマットを敷く
ヨガマットを使用すると関節や骨が床に直接当たらずにヨガを集中して行うことができます。
鼻呼吸をポーズに合わせる
寝落ちヨガのポーズに合わせて鼻呼吸を行いましょう。
鼻呼吸とは
鼻呼吸とは、鼻から息を吸ったり吐いたりする呼吸法です。
口呼吸とは異なり、鼻腔内にある毛や粘膜で空気を温め、湿らせ、異物を除去してから肺に送り込むため、健康面や美容面で多くのメリットがあります。
鼻呼吸のメリット
鼻呼吸は自律神経を整える効果があります。更に下記の効果も鼻呼吸にはあります。
- 免疫力の向上
- 喉の乾燥を防ぐ
- リラックス効果
- 集中力の向上
- 口臭の予防
- 歯周病の予防
- 顔の歪みの予防
- ダイエット効果
リラックスすることで自律神経が整い、体調も整います。鼻呼吸によるリラックス効果を得るために、ヨガのポーズに鼻呼吸を組み合わせて行いましょう。
クーラー病を治す5つのヨガのポーズ
ここからはクーラー病を治すヨガのポーズを5つ紹介します。
キャットアンドカウ
- 四つ這いになる。
- 手は肩の下、膝は股関節の下にくるように調整する。
- 「背中を反る」と「背中をまるめる」を交互に行う。
背中の筋肉を動かすことで自律神経を整えることができます。また、キャットアンドカウは姿勢の改善や肩こり、腰痛の解消効果もあります。
呼吸に合わせて背中を動かす
キャットアンドカウは呼吸にあわせて背中を動かしましょう。
- 背中を反る:息を吸う
- 背中をまるめる:息を吐く
背中を反る時は「斜め上を見る」、背中をまるめる時は「おへそを覗きこむ」ことで背中が動かしやすくなります。
アップドック
- うつ伏せの状態で、両手をそれぞれ肩の隣につく。
- 両手をマットについたまま、上体を起こす。
- 目線を斜め上に向ける。
アップドックは背中の筋肉を使い、自律神経を整える効果があります。
肩の下に手
アップドックでは肩の下に手が位置するようにしましょう。
肩の下に手がくることで、肘や手首への負担を軽くすることができます。
ダウンドック
- 四つ這いの状態から始める。
- 膝を床から離し、お尻を上に引き上げる。
- 両手でマットを前に押し、背中を真っすぐにする。
- 深いゆっくりな呼吸を5回繰り返す。
ダウンドックは背中の筋肉や太もも後面、ふくらはぎの筋肉を伸ばし、自律神経を整える効果があります。疲労回復効果も抜群です。
背中を真っすぐにする
ダウンドックのポイントは背中を真っすぐにすることです。背中を真っすぐにするポイントは下記の通りです。
- 歩幅(スタンス)を大きくする(思っている以上に大きくて大丈夫!)
- 膝を曲げる
- かかとを床から上げる
背中を真っすぐにするには太もも後面とふくらはぎの柔軟性が必要です。下記の方法で太もも後面とふくらはぎの柔軟性をアップさせましょう!
ゆっくり足踏みする
ダウンドックのポーズを維持しながら足踏みをしましょう。つま先はマットにつけたまま、片方ずつかかとを上げ下げします。
かかとを下げた時に太ももの後面(ハムストリングス)やふくらはぎのストレッチ感が強くなります。少しずつかかとをマットにつけている時間を長くしましょう。
膝を曲げる
太もも後面とふくらはぎが痛い場合は膝を曲げてもOKです。膝を曲げることで、背中を真っすぐにしやすくなります。
膝を曲げた状態に馴れたら、少しずつ膝を伸ばしていきましょう。
体側を伸ばすポーズ
- あぐらの状態で片手を挙げ、もう一方の手を斜め後ろ、床につく。
- 挙げた手を斜めに倒し、体側をストレッチする。
- お尻がマットから浮かないよう注意する。
- 左右それぞれ行う。
体側を伸ばすポーズは背中、脇、あばら骨のあたりの筋肉をストレッチすることができます。
体が倒れ過ぎないようにする
体側を伸ばすポーズでは体が倒れないように注意しましょう。
体を倒さないために、床についた手で体を支えましょう。
合蹠(がっせき)のポーズ
- 坐骨がマットに当たるようにして座る。
- 左右の足の裏を合わせて、出来るだけ手前に引き寄せる。
- 上半身を前に倒す。
合せきのポーズは股関節の柔軟性の向上、血行の促進、内臓機能の改善、ストレスの解消といった効果があります。
股関節から上半身を前に倒す
合せきのポーズは足の裏を合わせた状態で上半身を前に倒しますが、股関節から上半身を倒すことがポイントです。股関節から上半身を倒すことで、しっかり股関節周囲の筋肉をストレッチすることができます。
上半身を前に倒した際、お腹と太ももの間の空間が狭くなっていれば、股関節から上半身を前に倒せています。
お尻は床につけたまま行う
合せきのポーズは両手を前に伸ばして行っても構いません。しかし、両手を前に伸ばし過ぎて、お尻がマットから浮かないように注意して下さい。
お尻がマットから浮いてしまうと、股関節まわりの筋肉がしっかりストレッチされません。
まとめ
- クーラー病(冷房病)で身体がだるくなったら、ヨガで体を整えましょう。
- クーラー病とは自律神経が乱れた状態です。
- この記事ではクーラー病についてと自律神経を整え、クーラー病を治すヨガのポーズを5つ紹介しました。
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