【この記事でわかること】
- 心拍数が高いときに自分でできる対処法
- 医学的に効果が示されている方法10選
- 医療機関に行くべきサイン
- 「安静にしているのに心拍数が高い」
- 「動悸が気になる」
- 「ストレスでドキドキが止まらない」
心拍数が高いと、不安になりますよね。
しかし、日常の習慣やセルフケアで心拍数を整える方法は科学的に示されています。
この記事では、エビデンスのある方法だけを紹介します。
心拍数を下げる方法10選【エビデンスあり】
1. 有酸素運動の習慣化

有酸素運動を継続すると、副交感神経の働きが高まり、安静時心拍数が低下することが多くの研究で示されています。
心臓が効率よく血液を送り出せるようになり、「少ない拍動で十分」な状態になります。継続的な運動は、心臓そのものを“省エネ型”に変えていきます。
有酸素運動のポイント
- 週3〜5回
- 1回20〜30分
- 会話できるが少し息が弾む強度
- ウォーキング・自転車・軽いジョギング
- まずは週合計60分からでもOK
心拍数を根本から下げる最も確実な方法です。
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2. レジスタンストレーニング(筋トレ)

筋トレは一時的に心拍数を上げますが、長期的には交感神経の過活動を抑え、自律神経の調整機能を高める可能性があります。
特に大筋群を使うトレーニングは、全身の血流改善に寄与し、安静時心拍数の安定に役立ちます。
筋トレ① スクワット

- 足を肩幅に開き、つま先はやや外向き(約15度)
- 背筋を伸ばし、胸を軽く張る
- 椅子に座るイメージでお尻を後ろへ引く
- 太ももが床と平行になる手前まで下ろす
- 2秒で下げて、1〜2秒で立ち上がる
- 10回×2〜3セット(週2〜3回)
膝が内側に入らないこと。「かかと重心」を意識するとフォームが安定します。
筋トレ② バックエクステンション

- うつ伏せになり、手は頭の後ろまたは体の横
- 太ももは床につけたまま固定
- 息を吐きながら胸をゆっくり持ち上げる
- 腰を反らしすぎず、みぞおちが軽く浮く程度
- 2秒キープしてゆっくり戻す
- 10〜15回×2セット
「高く上げる」よりも「背中を締める」意識。痛みが出るほど反らさないことが大切です。
筋トレ③ ヒップリフト

- 仰向けで膝を立て、足は腰幅
- かかとはお尻から20〜30cm程度
- 息を吐きながらお尻を持ち上げる
- 肩〜膝が一直線になる位置で2秒キープ
- ゆっくり下ろす
- 15回×2〜3セット
腰を反らすのではなく、「お尻を締める」意識で上げると効果的です。
自宅でできる筋トレまとめました
下記の記事では自宅でできる筋トレを紹介しています。必要な器具は必要なし。参考にして下さい。

3. 体重管理(減量)

体重が増えると、全身へ血液を送り出すために心臓の仕事量が増えます。その結果、安静時心拍数が高くなりやすくなります。
減量により血液循環負担が軽減され、血圧や炎症レベルの改善とともに、安静時心拍数が低下する傾向があります。特に内臓脂肪の減少は、自律神経バランスの改善にも影響します。
減量のポイント
- 目標は体重の5%減量から
- 毎日体重を記録
- 間食を1日1回減らす
- 夜遅い食事を避ける
- 有酸素運動と併用
体重が整うと、心拍数も整います。
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4. ストレッチ

ゆっくりとしたストレッチは、副交感神経を優位にし、交感神経の興奮を抑えることが報告されています。
筋肉の緊張が緩むことで血管が拡張し、循環抵抗が下がるため、心拍数も穏やかに低下します。特に就寝前のストレッチは、安静時心拍数の安定に役立ちます。
ストレッチ① 太もも後面

- 床に座り、片脚を伸ばし、反対の足は内ももに添える
- 背筋を伸ばし、骨盤を前に傾ける
- 息を吐きながら、股関節から前に倒れる
- 太ももの裏が「心地よく伸びる位置」で止める
- 20〜30秒キープ × 左右1〜2回
背中を丸めるのではなく、“おへそを前に出す”意識で倒れると効果的です。
ストレッチ② 体側

- 片膝立ちになり、反対の脚を横に伸ばす
- 吸いながら片腕を真上へ
- 吐きながら伸ばした脚側へゆっくり倒す
- 胸を閉じず、天井方向へ開く
- 20〜30秒キープ × 左右1回
呼吸を止めないこと。肋骨が広がる感覚を意識すると副交感神経が働きやすくなります。
ストレッチ③ 胸

- 立位または膝立ちで背筋を伸ばす
- 両手を身体の後ろで組む
- 肩甲骨を寄せながら胸をゆっくり開く
- 可能なら腕をやや後方へ伸ばす
- 20〜30秒キープ × 1〜2回
腰を反らしすぎないこと。「胸を広げる」意識が大切です。
5. ゆっくりした腹式呼吸(1分6回)

1分間に約5〜6回のゆっくりした呼吸は、迷走神経を強く刺激します。これは副交感神経の中心的役割を担う神経で、心拍数を下げる働きがあります。
呼吸と心拍は密接に連動しており、呼吸を整えることで心拍リズムも安定します。HRV(心拍変動)の改善も多くの研究で示されています。
腹式呼吸のポイント
- 4秒吸って6秒吐く
- 1分間に5〜6回ペース
- 2〜5分継続
- お腹を膨らませる
- 背筋を伸ばして座る
腹式呼吸は最も即効性のあるセルフケアです。
6. マインドフルネス瞑想

慢性的なストレスは交感神経を優位にし、心拍数を高めます。「瞑想」はストレス反応を緩和し、自律神経の過剰な興奮を抑えることが確認されています。
継続的な実践により、安静時心拍数の安定や心拍変動の改善が報告されています。
瞑想のポイント
- 1日5〜10分
- 呼吸に集中
- 雑念は否定しない
- 静かな環境で行う
- 毎日同じ時間に
心を整えると、心拍も整います。
科学的に正しい瞑想のやり方
下記の記事では科学が認めた正しい瞑想の方法を紹介しています。

7. 冷水で顔を洗う(ダイビング反射)

冷たい水で顔を刺激すると「ダイビング反射」が起こります。これは水中で酸素消費を抑えるための生理反応で、
迷走神経が刺激され心拍数が一時的に低下します。
急な動悸や緊張時の対処として有効です。
冷水で顔を洗う際のポイント
- 15〜20℃の水
- 10〜20秒顔を浸す
- 息を止める
- 1〜2回繰り返す
- 体調不良時は避ける
急な動悸対策として有効です。
8. 森林浴・自然環境滞在

自然環境にいると、交感神経活動が低下し、副交感神経が優位になることが研究で示されています。
都市環境と比較して、心拍数やストレスホルモンの低下が報告されており、自然は自律神経のリセット効果があります。
森林浴のポイント
- 週1回以上
- 20〜30分歩く
- スマホを見ない
- 深呼吸を意識
- 木々を見る時間を作る
自然は自律神経の調整装置です。
科学が認めた森林浴の効果
下記の記事では森林浴の効果(エビデンスあり)を紹介しています。これから森林浴を行う方、森林浴に興味がある方必見です!

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9. カフェイン摂取量の調整

カフェインは中枢神経を刺激し、心拍数と血圧を上昇させます。特に感受性の高い人では、少量でも動悸を感じることがあります。
摂取量を減らすことで交感神経刺激が弱まり、安静時心拍数が安定しやすくなります。
カフェイン摂取量調整のポイント
- 1日200〜300mg以下
- 夕方以降は避ける
- エナジードリンクは控える
- 徐々に減らす
- デカフェを活用
カフェインによる刺激を減らすことも立派な対策です。
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10. アルコール制限

アルコールは一時的にリラックス効果がありますが、その後交感神経が活性化し心拍数が上昇します。
慢性的な飲酒は安静時心拍数の上昇と関連しており、減酒により自律神経バランスが改善します。
アルコール制限のポイント
- 休肝日を週2日以上
- 1日1杯まで
- 就寝前は避ける
- ノンアルコールに置き換える
- 飲酒量を記録
アルコールを制限して心臓を休ませる習慣を作りましょう。
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有酸素運動を続けると、安静時心拍数が下がりやすくなります。
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心拍数が高い時にやってはいけないNG習慣
心拍数が高い状態が続くとき、良かれと思ってやっている行動が、実は逆効果になっていることがあります。
次の習慣には注意しましょう。
- 慢性的な睡眠不足
- カフェインの過剰摂取
- アルコールの習慣化
- 強いストレスの放置
- 急に激しい運動を始める
心拍数を下げたいなら、まずは「刺激を減らすこと」が第一歩です。
この心拍数は要注意?医療機関を検討すべきサイン
セルフケアで整えられる心拍数上昇もありますが、中には医療的な評価が必要なケースもあります。
以下に当てはまる場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。
- 安静時心拍数が100拍/分以上が続く
- 胸の痛み・圧迫感を伴う
- 強い息切れやめまいがある
- 突然ドキドキが始まり止まらない
- 既に心疾患の診断を受けている
これらの症状は、不整脈や心疾患の可能性が否定できません。特に、症状が急に強く出る場合や、これまでにない違和感がある場合は注意が必要です。
セルフケアは大切ですが、安全を最優先に考えましょう。
まとめ|心拍数は身体と心からのサイン
- 心拍数が高い原因の多くは、自律神経や生活習慣に関係している
- 呼吸・運動・自然環境・生活改善で整えられる
- ただし危険なサインは見逃さず、早めに専門家へ相談する
心拍数は、身体と心からの大切なサインです。焦らず、整えながら、自分の状態を丁寧に観察していきましょう。
参考文献
- Lehrer, P., et al. (2020). Heart rate variability biofeedback: mechanisms and clinical applications. Frontiers in Psychology.
- Rebar, A. L., et al. (2015). A meta-meta-analysis of the effect of physical activity on anxiety and depression. Health Psychology Review.
- Carter, J. B., et al. (2003). Effect of endurance exercise on autonomic control of heart rate. Sports Medicine.
- Brook, R. D., et al. (2013). Beyond medications and diet: alternative approaches to lowering blood pressure. Hypertension.
- Song, C., et al. (2016). Physiological effects of forest therapy. International Journal of Environmental Research and Public Health.
- Klatsky, A. L. (2010). Alcohol and cardiovascular health. Circulation.
- Temple, J. L., et al. (2017). The safety of caffeine consumption. Frontiers in Psychiatry.


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