ストレッチヨガが心をほどく|ストレス解消に効くシンプル習慣と実践法

【この記事でわかること】

  • なぜストレッチヨガがストレス解消に効果的なのか
  • 自律神経と心のバランスを整えるメカニズム
  • 忙しくてもできる、簡単なストレッチヨガの実践法
  • モーニングストレッチ動画でストレスフリーな1日をスタートする

私はスポーツインストラクターとして活動して、病院やスポーツジムで活動しています。ストレスが溜まったいる方や血圧が高い方向けにヨガを行っています。

  • 「なんだかイライラする」
  • 「人に会うだけで疲れてしまう」
  • 「寝つきが悪い」

このようなストレスのサインが続いていませんか?

心と体はつながっています。だからこそ、身体をゆるめることで、心にも余裕が生まれるのです。

この記事では、ヨガの呼吸法とストレッチを融合させた“ストレッチヨガ”を通じて、ストレスを和らげる方法をご紹介します。

初心者でも安心してできる動きを中心に、自宅でできる習慣として今日から取り入れてみてください。

目次

なぜストレッチヨガがストレスに効くのか?

呼吸と動きで自律神経を整える

ストレッチヨガでは、深い呼吸をしながら、無理のない動きで全身をゆるめていきます。

呼吸と動きのリズムを合わせることで、自律神経のバランスが整いやすくなり、特に副交感神経が優位になってリラックスモードに切り替わります。

気がつけば、心拍数がゆるやかになり、イライラや不安感も落ち着いていきます。

ストレスが続くと交感神経が働きっぱなしに。夜にストレッチヨガをすると睡眠の質もアップします。

浅くなった呼吸を深くするには「呼吸筋ストレッチ」がオススメです。

あわせて読みたい
息苦しい…その原因、実は「呼吸筋のこり」かもしれません|酸素不足を感じる人のためのストレッチ 【この記事でわかること】 息苦しさを引き起こす意外な原因「呼吸筋のこり」について 呼吸筋をゆるめて息苦しさを和らげるストレッチ方法 ストレッチの効果を高めるタイ...

姿勢の改善が気分にも影響する

ストレスが溜まると、知らず知らずのうちに肩が内巻きになり、猫背の姿勢になってしまいます。

このような姿勢は、呼吸を浅くし、気分も沈みがちになります。

ストレッチヨガで胸を開くポーズや背筋を伸ばすポーズを行うことで、自然と呼吸が深くなり、気持ちも前向きに。

姿勢を変えることが、心を整える第一歩になるのです。

姿勢を整えるだけで「気持ちが前向きになる」効果も報告されています。

スマホの長時間の使用で首が前に出てしまうと、肩こりやイライラを引き起こします。こんな姿勢は「3分ストレッチ」で解消しましょう!

あわせて読みたい
【3分で整う】首が前に出る姿勢をリセットするストレッチ法|デスクワークやスマホ疲れに 【この記事でわかること】 首が前に出る原因とその悪影響 デスクワーク・スマホ利用による姿勢の崩れ 自宅や職場でできる簡単ストレッチ3選 日常で姿勢を保つためのちょ...

ストレス解消に効果的なストレッチヨガポーズ5選

体側を伸ばすポーズ

  1. あぐらの状態で片手を挙げ、もう一方の手を斜め後ろ、床につく。
  2. 挙げた手を斜めに倒し、体側をストレッチする。
  3. お尻がマットから浮かないよう注意する。
  4. 左右それぞれ行う。

体の横(体側)をじっくり伸ばすこのポーズは、呼吸を深めるために最適です。ストレスがたまっているとき、人は無意識に呼吸が浅くなりがち。体側を伸ばすことで肋骨まわりが広がり、自然と呼吸が深くなります。それにより副交感神経が働き、心が静かに落ち着いていきます。

半分の前屈

  1. 足は拳一つ分入る程度ひらいて立つ。つま先と膝は真っすぐ前に向ける。
  2. 股関節から上半身を前に倒す。
  3. 両手指先を前にちょんとつける。
  4. 真っすぐ前を向いて、呼吸に意識を向ける。

背中を伸ばしながら前屈するこのポーズは、背骨を整えながら気持ちを落ち着かせてくれる働きがあります。目線が自然に下に向くことで、自分の内側に意識を向ける時間が生まれ、イライラや焦りの感情をクールダウンできます。

合せきのポーズ

  1. 左右の足の裏を体の前で合わせる。
  2. 両足を手前に引き寄せる。
  3. 上半身を前に倒す(両手を前に伸ばしてもOK)

足の裏を合わせて座り、股関節まわりをゆるめるこのポーズは、リラックス効果が非常に高く、自律神経の調整にも役立ちます。骨盤まわりの緊張がゆるむことで、呼吸が深まり、感情の波もなだらかになります。座ったままでもできるので、朝晩のリラックスタイムにぴったりです。

キャットアンドカウ

  1. 四つ這いになる。
  2. 手は肩の下、膝は股関節の下にくるように調整する。
  3. 「背中を反る」と「背中をまるめる」を交互に行う。

四つん這いで背骨を丸めたり反らせたりするこの動きは、背中の緊張を和らげるだけでなく、気分転換にも最適。ゆったりした呼吸とともに背骨を動かすことで、自律神経が整い、イライラした気分をスーッと鎮めてくれます。シンプルなのに驚くほどリラックスできる動きです。

呼吸に合わせて体を動かす

呼吸にあわせて背中を動かしましょう。

  • 背中を反る:息を吸う
  • 背中をまるめる:息を吐く

背中を反る時は「斜め上を見る」、背中をまるめる時は「おへそを覗きこむ」ことで背中が動かしやすくなります。

三日月のポーズ

  1. 四つ這いの状態から始める。
  2. 片足を両手の間に移動し、立ち膝の姿勢になる。
  3. 上半身を起こし、両手を上に挙げる。
  4. 腕はあげたまま、上半身を後方に倒す。

股関節を大きく開く三日月のポーズは、腸腰筋をゆるめて姿勢を改善し、呼吸をスムーズにしてくれます。腸腰筋はストレスによって硬くなりやすい筋肉のひとつ。ここをほぐすことで身体の緊張が解け、気持ちもゆるみやすくなります。

モーニングストレッチもストレス解消に◎

「ストレッチヨガ=夜に行うもの」と思っていませんか?

実は、朝に軽く体を動かす“モーニングストレッチ”も、ストレス解消にとても効果的です。寝起きの体をゆっくりほぐすことで、交感神経がやさしく目覚め、心も前向きに整っていきます。

朝にストレッチを行うと、1日をポジティブにスタートできるだけでなく、日中のイライラや集中力の低下を防ぐ効果も期待できます。

ゆっくりとした動きと呼吸に意識を向けて、1日をいい状態でスタートさせましょう。

まとめ|ゆるめる習慣が、心の余裕をつくる

ストレスに負けない体と心を育てるには、毎日の中に“ゆるめる時間”をつくることが大切です。ストレッチヨガは、そのきっかけになります。

呼吸を深め、体をゆるめるだけで、心は軽くなります。

何もかも頑張りすぎなくていい。まずは今日、深呼吸と簡単な動きから始めてみませんか?あなたの心と体に、きっと穏やかな変化が訪れます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご覧頂きありがとうございます。
スポーツインストラクター|健康運動指導士|心臓リハビリテーション指導士|ヨガインストインストラクター|スポーツジム・病院勤務|読書好き|漫画も好き|名言が好き|運動・健康について情報発信|YouTubeでトレーニング動画配信中

コメント

コメントする

目次