ハンドクリームに頼らない!手のシワをなくす血流ストレッチ&マッサージ法

【この記事でわかること】

  • 手のシワの原因とその背景
  • 手の血流を促すストレッチとマッサージ法
  • 日常に取り入れたいシワ予防習慣
  • 血流促進に役立つYouTube動画の紹介

私は医療系運動指導士として病院やスポーツジムで活動しています。

手は年齢が出やすい場所と言われています。

手を見たとき、「昔より老けたかも…」と感じたことはありませんか?

その原因のひとつが、血流不足による皮膚のしぼみと乾燥

この記事では、ハンドクリームに頼らず「自力で手のシワを改善したい!」という方に向けて、血流を促すストレッチ&マッサージ法をご紹介します。

目次

手のシワの主な原因とは?

①皮膚の乾燥

手の皮膚は顔に比べて皮脂腺が少なく、外気の乾燥や頻繁な手洗い・消毒による水分の蒸発の影響を受けやすい部位です。

特に手の甲は、洗ってすぐに乾燥するうえ、紫外線ダメージも蓄積しやすいため、放っておくとシワが深くなります。

乾燥を防ぐために保湿は大切ですが、表面のケアだけでは根本改善にはなりません。皮膚の潤いは内側の血流によっても左右されるのです。

外側からの保湿ケアとともに、血行を促進するケアを行うことで効果倍増!

乾燥肌の改善にヨガが効果的。

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②加齢による皮下脂肪やコラーゲンの減少

年齢とともに、皮膚の土台である皮下脂肪や真皮のコラーゲンが減少します。

手の甲はもともと脂肪が少なく、加齢によってハリが失われると、骨や血管が浮き出て老けた印象になりやすいのです。

また、女性は更年期以降、女性ホルモンの減少により皮膚の水分保持力も低下し、さらにシワが目立つようになります。

顔のスキンケアは熱心でも、手の「土台ケア」は見落とされがち。今こそ重点的にケアしましょう。

顔だけでなく首のシワも気になったら「筋膜ストレッチ」で首のシワを解消しましょう!

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③血流不足

手や指先は心臓から遠いため、冷えやすく血流が滞りやすい部分です。

寒さや運動不足、長時間のスマホ・パソコン操作による前腕の筋緊張などが、血行を悪化させる原因に。

血流が悪いと皮膚細胞に酸素や栄養が届きにくくなり、ターンオーバーの遅れくすみ・シワの原因となります。

皮膚は“血管の鏡”とも言われます。巡りをよくして、内側からふっくら肌へ!

手のシワ改善に効果的!血流アップストレッチ&マッサージ

グー・パーストレッチ

  1. 両手を大きく開いて5秒キープ(指をできるだけ広げる)
  2. 思いきり握って5秒キープ(手のひら全体を収縮)
  3. 10回繰り返します

このストレッチは、手の筋肉(特に手内筋)を動かし、ポンプのように血液を指先から心臓へ押し戻す作用があります。

指を広げると腱や筋膜も伸び、手の柔軟性も高まります。

グーパー運動は、脳の活性化にもつながるといわれています。仕事の合間にもおすすめ!

手首回しストレッチ

  1. 両手を軽く握って、手首を大きく内回し・外回しに各10回ずつ回します
  2. 肘から先をリラックスさせ、脱力した状態で行うのがポイント

手首の動きには、前腕の筋肉や腱、神経、血管が関与しています。
特に「橈骨動脈」や「尺骨動脈」が走行する手首周辺を動かすことで、手全体の血流が改善されます。

パソコン作業後の“詰まり感”や“冷たさ”を感じたら、すぐに回す習慣を!

指反らしストレッチ

  1. 片手の指を1本ずつ反らせて、指の付け根からゆっくり伸ばす
  2. 1本につき5秒ずつ、反対の手で支えながらストレッチ
  3. 全ての指を左右行う

スマホやキーボードの使い過ぎで固まりがちな指の腱や筋膜を伸ばし、血流を促進します。
また、末梢の毛細血管への刺激により、皮膚の細胞修復や老廃物の排出もスムーズに。

指を伸ばすことでリンパの流れも良くなり、むくみ対策にも◎

前腕ストレッチ

  1. 片手を前に伸ばして手のひらを上に向け、もう一方の手で指をつかんで手のひらを下へ反らせる
  2. 前腕(特に内側)が伸びているのを感じながら10秒キープ
  3. 手のひらを下にして逆向きでも同様に行う(手首を上に反らせる)

前腕には、手に向かう動脈(橈骨動脈・尺骨動脈)が走っています。
ここをしっかり伸ばすことで、「血の通り道」を物理的に広げる効果があります。

前腕の緊張をゆるめると、指先までの血流が良くなります!

指引っ張りマッサージ

  1. 片手で反対の手の指を1本ずつつかみ、やさしく引っ張ってから離す
  2. 親指から小指まで順番に、各指2~3回ずつ行います
  3. 引くときはリズムよく「ポンッ」と軽く引き抜くようなイメージで

これは指先の末端神経と毛細血管に刺激を与えるマッサージです。
引っ張ることで血液の流れが一気に促され、皮膚の再生や保湿力の向上に繋がります。

東洋医学でも“指先を刺激すると全身の流れが良くなる”とされ、末端刺激は健康法としても実践されています!

手のひら・手の甲マッサージ

  1. 親指の腹で、反対の手のひらをくるくると円を描くように押す
  2. 中心から外側へ、全体を3周マッサージ

手のひらや手の甲には、ツボや自律神経に関わる末梢神経が多く集まっています。
この部位のマッサージは、手だけでなく全身のリラックス効果も得られます。

心地よい圧でゆっくりと。ストレスケアにもなる一石二鳥のケアです。

手のシワを解消するには血流をよくする生活習慣もポイント!

手のシワを改善・予防するためには、ストレッチやマッサージだけでなく、日常の生活習慣も大きく関わります。

  • 冷え
  • 血行不良
  • ホルモンバランスの乱れ

は手の老化を加速させる要因です。4つのポイントを押さえて、手元から若返る体内環境を整えましょう!

①手を冷やさない・温める工夫を

手先は体の末端にあるため、冷えやすく血流が滞りやすい部分です。

特にクーラーの効いた部屋で長時間作業をしていると、知らず知らずのうちに血流が悪化しています。

  • 薄手の手袋をつける(特に寝るときや冷房の効いた職場)
  • 蒸しタオルで手首や手の甲を温める
  • 手湯(洗面器に40℃前後のお湯を張って5分浸す)

温めることで毛細血管が広がり、皮膚の新陳代謝もアップします!

寒暖差疲労を解消するにはヨガ!「なんとなく疲れてる…」はヨガですっきり解消しましょう。

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②こまめに手を動かす

じっとしている時間が長いと、血液が手先まで流れにくくなります。1時間に1回は手や腕を動かして、巡りを促しましょう。

  • デスクワーク中にグーパー運動
  • タオルを絞るような動きで手首をひねる
  • スマホを持つ手を左右交互に変える

動かす=「筋ポンプ作用」が働き、静脈やリンパの流れが一気に活性化されます。

③血流を良くする栄養をとる

皮膚や血管の健康を保つためには、食事の内容も重要です。血流を改善する栄養素を意識して摂ることで、内側から潤いとハリをサポートできます。

  • 鉄分(レバー、赤身肉、ひじき、納豆)
  • ビタミンE(アーモンド、アボカド、カボチャ)
  • たんぱく質(卵、魚、大豆製品)

鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収率がUPします!

④睡眠とストレス管理を意識する

睡眠不足や慢性的なストレスは、自律神経やホルモンバランスを乱し、血行不良・皮膚のターンオーバー低下の原因になります。

  • 寝る1時間前はスマホやPCを控える
  • 深呼吸や瞑想で副交感神経を優位に
  • 寝具を温かくして冷え対策を

質の良い睡眠中は、成長ホルモンが分泌され、肌の修復が進みます。

心臓がドキドキするのはストレスが原因かもしれません。心拍数が高くドキドキする時は下記の記事で紹介しているエクササイズを行いましょう。

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動画で一緒に!手・腕の血流を促進するエクササイズ

「文章だけじゃわかりにくい…」という方のために、手・腕をほぐしながら全身の血流を促す動画をYouTubeで公開中です!

【全身の血流を促すエクササイズ】

まとめ 手のシワは自分で改善できる!

  • 手のシワは、乾燥・加齢・血流不足の複合要因で生じる
  • ストレッチ&マッサージで血行を促せば、ふっくらとした若々しい手元に近づける
  • ハンドクリームに加えて、内側からのケアも忘れずに!

今よりもっと好きになれる手を目指して、今日からケアをはじめませんか?

「手が変わると、印象も変わる」。その一歩を、血流改善から。

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この記事を書いた人

ご覧頂きありがとうございます。
スポーツインストラクター|健康運動指導士|心臓リハビリテーション指導士|ヨガインストインストラクター|スポーツジム・病院勤務|読書好き|漫画も好き|名言が好き|運動・健康について情報発信|YouTubeでトレーニング動画配信中

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