【この記事でわかること】
- 肌が荒れる原因はどこにあるのか?内側から整える視点
- ストレッチが新陳代謝に与える影響とは?
- 肌荒れ対策に効果的なストレッチのやり方
- ストレッチ効果を高める生活習慣のポイント
「スキンケアを頑張ってるのに、肌が荒れてばかり…」、「化粧ノリが悪い」、「顔がくすんで見える」そんな悩み、ありませんか?
肌トラブルは外側だけの問題ではなく、血行不良・代謝の低下・自律神経の乱れといった内側の不調が関わっていることが多いのです。
そこでおすすめなのが、「新陳代謝を上げるストレッチ」。簡単な動きでも、体の巡りが整うと肌状態はグッと変わります。
この記事では、肌荒れに悩む方に向けて、今日からできるストレッチと生活改善のヒントをお届けします。


肌が荒れる原因は内側にある?
血流不足と代謝の低下
肌に必要な酸素や栄養素は、血液によって届けられます。
しかし、運動不足や冷えによって血流が滞ると、必要なものが肌に届かず、老廃物も溜まりやすくなります。
さらに、代謝が落ちていると「肌のターンオーバー(生まれ変わり)」も遅くなり、くすみやニキビ、乾燥などの肌トラブルが起こりやすくなります。
肌のターンオーバーは通常28日周期ですが、代謝が落ちると40日以上になることも。ストレッチで代謝を促せば、肌の生まれ変わりもスムーズになります。
筋トレも肌に潤いを与えるのに効果的!

ストレスや自律神経の乱れ
強いストレスや不規則な生活は、自律神経のバランスを崩します。
自律神経が乱れると血流が悪くなり、ホルモンの分泌にも影響が出るため、肌荒れにつながるケースが多く見られます。
また、緊張が続くと交感神経が優位になり、皮膚のバリア機能が低下しやすくなるため、外部刺激にも敏感な肌になってしまいます。
ストレッチや深呼吸を取り入れると、副交感神経(リラックスモード)が働き、肌の回復力が高まります。まさに「内側からのスキンケア」です。
ストレス解消にはだらだら汗を流す「滝汗トレーニング」が効果的!

ストレッチで新陳代謝が上がる理由
血流とリンパの流れが改善される
ストレッチをすると筋肉が伸縮し、ポンプのように働いて血液やリンパの流れが促進されます。
これにより、肌細胞への栄養供給と老廃物の排出がスムーズになります。
特に、首・肩・背中・骨盤周辺のストレッチは、全身の血流改善に効果的です。
肩こりや猫背の人は、顔まわりの血流も滞りがち。首や肩をほぐすだけで、顔色が明るくなることもあります。
肩こりの解消にも肌荒れを防ぐのに必要です。肩こりは「脇ストレッチ」で解消しましょう!

副交感神経が優位になりホルモンバランスが整う
ストレッチはただの筋肉運動ではありません。深い呼吸とともに行うことで、副交感神経が優位になり、ホルモンのバランスが整いやすくなります。
ホルモンは肌の状態と深く関わっており、生理前の肌荒れや睡眠不足による肌トラブルも、自律神経とホルモンの連動で説明がつきます。
1日5分のストレッチでも、習慣化することで睡眠の質が向上し、成長ホルモンの分泌が促進されます。成長ホルモンは「美肌ホルモン」とも呼ばれます。
睡眠の質を高めたいならヨガがおすすめ!

肌が荒れる人におすすめのストレッチ5選
背中・体側ストレッチ

- 床に座って行う。
- 両手を組んで、真上に腕を伸ばす。
- 両手を組んだまま、横に倒して脇のあたりをストレッチする。
- 左右それぞれ30秒行う。
このストレッチは背中と体側(体の側面)の筋肉を伸ばします。背中の筋肉をストレッチすることで、血液とリンパの流れが改善し、余分な老廃物が排出できます。
首の後ろストレッチ

- 頭を前に倒し、両手を後頭部にのせる。
- 首の後ろの伸びを感じる。
- 30秒行う。
このストレッチは僧帽筋(後頭部から首に伸びる筋肉)を伸ばします。血流・リンパの流れを良くするだけでなく、肩こり・首こりを解消し睡眠の質を高める効果もあります。
手には力を入れない
両手を後頭部にのせますが、あくまでも「のせるだけ」です。手に力を入れてしまうと、首の筋肉を痛めてしまいますのでご注意下さい。
首の筋肉はとてもデリケートです。無理にストレッチをすると、次の日寝違いを起こしたようになります。
胸鎖乳突筋

- 両手を胸の骨にあてる。
- 口を閉じたまま、上を向く。
- 喉のあたりがストレッチされているのを感じる。
- 30秒行う。
このストレッチは胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)を伸ばします。胸鎖乳突筋は長時間のパソコンやスマホの使用で硬くなりやすい筋肉です。
胸の皮膚を軽く下げる

両手を胸の骨にあてたら、両手で胸の皮膚を軽く下げましょう。胸の皮膚を軽く下げることで、喉のあたりがよりストレッチされます。
菱形筋

- 両手を体の前で組む。
- 両手を出来るだけ前に伸ばし、背中をまるめる。
- 肩甲骨のあたりが伸びているのを感じる。
- 30秒行う。
このストレッチは菱形筋(りょうけいきん)という筋肉を伸ばします。菱形筋は左右の肩甲骨と背骨を繋ぐ筋肉です。
腸腰筋

- 足を前後にひらき、前足は膝を立てる。
- 後ろに伸ばした足は、できるだけ後ろに引く。
- 上半身を起こし、後ろに伸ばした方の足の付け根がストレッチされているのを感じる。
- 上半身を後ろに傾け、ストレッチの強さを調整する。
- 左右それぞれ30秒行う。
腸腰筋は身体の深層に位置する筋肉です。特に反り腰や猫背の人は腸腰筋が硬く、腸腰筋が腰痛を引き起こす原因となっています。
新陳代謝を上げるストレッチの効果を高める生活習慣
水分補給をしっかり行う
肌の潤いも、老廃物の排出も、水分がなければ成り立ちません。ストレッチで血流がよくなった後にしっかり水分を摂ることで、巡りがさらに良くなります。
起床後・ストレッチ後・入浴後は「水分を入れ替えるゴールデンタイム」。常温の水や白湯がおすすめです。
湯船につかって体を温める
シャワーだけで済ませがちな現代人ですが、湯船につかることで血管が広がり、ストレッチとの相乗効果で代謝がアップします。副交感神経も働きやすくなり、肌の修復にも◎。
38〜40度のお湯に15分ほど。リラックスしながら深呼吸を組み合わせれば、まさに美肌のゴールデンルーティンです。
栄養バランスを意識する
外からのケアだけでなく、肌の材料であるタンパク質・ビタミン・ミネラルを食事からしっかり摂ることも重要です。特にビタミンB群やC、鉄分、亜鉛は肌の再生に欠かせません。
「納豆+卵+野菜+味噌汁」の組み合わせは、美肌にも代謝アップにも効果的な和食の王道です。
まとめ|肌荒れを内側から整えるストレッチ習慣
肌が荒れると、気分も沈み、自信を失いがちになります。
でも、スキンケアだけに頼らず、体の内側から整える習慣を身につけることで、肌は本来の美しさを取り戻します。
ストレッチはその第一歩。呼吸を整え、筋肉をゆるめ、巡りをよくする——
たった数分の習慣が、肌も心も穏やかに変えてくれるはずです。
今日から、やさしく体をほぐす時間をつくってみませんか?


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