【医療系運動指導士が解説】首の張りを今すぐ解消!簡単ストレッチ3選

  • 首の張りの原因と生活習慣との関係を解説。
  • 自宅や職場ですぐできる簡単ストレッチ3選を紹介!
  • ストレッチを効果的に行うタイミングと注意点も紹介。

私はスポーツインストラクター、兼ヨガインストラクターとして病院やスポーツジムで活動しています。

  • 朝起きると、首が重くて動かしづらい…
  • 仕事が終わるころには首まわりがガチガチ
  • 首が張って上手く動かせない

そんな不調を抱えながらも、どう対処したらいいかわからない。

首の張りは、放っておくと肩こりや頭痛にもつながるつらい症状です。

この記事では、誰でも簡単にできて、首まわりをやさしくほぐせるストレッチ方法をお伝えします。

スキマ時間でできるセルフケアで、今日から首の不快感をラクにしていきましょう。

目次

首の張りとは?その原因とは

首の張りとは、首まわりの筋肉が硬くなり、こわばっているように感じる状態を指します。

  • なんとなく首が重い
  • 首が動かしにくい
  • 振り返ると首に痛みを感じる

といった症状が出ることもあり、放っておくと頭痛や肩こり、集中力の低下にもつながってしまいます。

では、なぜ首が張ってしまうのでしょうか?その多くは、日常生活の中に潜んでいる「ある習慣」が原因です。

日常生活にひそむ“首の張り”の原因

現代人の生活には、首の筋肉を酷使する場面がたくさんあります。

特に次のような習慣は、知らないうちに首の張りを引き起こしています。

  • スマホやパソコンを長時間の使用
  • デスクワークで猫背になったまま動かない
  • 寝るときの枕が合っていない
  • 運動不足で筋肉がこわばっている

こうした生活スタイルが続くと、首の筋肉は常に緊張状態になり、硬く張ってしまうのです。

スマホを見る姿勢(頭が前に傾いた状態)では、首に約20kgもの負担がかかるといわれています。

長時間の“うつむき姿勢”は首の大敵です。

スマホの使い過ぎは首だけでなく、脳にも悪影響を及ぼします。集中力・判断力の低下を引き起こすスマホ脳はストレッチで解消しましょう!

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姿勢とストレスが首の筋肉を固める

姿勢の悪さは、首の筋肉を持続的に引っ張る状態をつくります。

たとえば、猫背や顔が前に出る「ストレートネック」の状態では、首の後ろ側の筋肉が常に引き伸ばされ、張りやすくなります。

また、ストレスも首の張りに大きく関係しています。

ストレスを感じると交感神経が優位になり、無意識に筋肉が緊張してしまうのです。緊張が続けば、血流が悪くなり、老廃物がたまってさらに筋肉が硬くなります。

人はストレスを感じると「首」や「肩」に力が入りやすくなります。

ストレスと密接な関係である「自律神経」のバランスを整えるには、深呼吸や軽い運動も効果的です。

自律神経を整えたいなら、下記の記事で紹介している5つの方法を実践しましょう!

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3つの首こり解消ストレッチ

ここからは5つの首こり解消ストレッチを紹介します。

首の後ろ

  1. 頭を前に倒し、両手を後頭部にのせる。
  2. 首の後ろの伸びを感じる。
  3. 30秒ストレッチを行う

首の後ろの筋肉は頭を支える役割があります。

長時間のうつむき姿勢(スマホ・パソコン)やストレスでこの部分が持続的に緊張し、張りやすくなります。

手には力を入れない

両手を後頭部にのせますが、あくまでも「のせるだけ」です。手に力を入れてしまうと、首の筋肉を痛めてしまいますのでご注意下さい。

首の筋肉はとてもデリケートです。無理にストレッチをすると、次の日寝違いを起こしたようになります。

首の横

  1. 頭を左右どちらかに倒し、耳を肩に近づける。
  2. 肩が上にあがらないように注意して行う。
  3. 左右30秒ずつストレッチを行う。

特にデスクワークやストレスで肩が上がるクセがある人は、首の横の筋肉が固まりやすいです。

肩が上がらないようにする

首の横のストレッチでは肩が上がらないように注意しましょう。頭を横に倒す前に肩が下がっていることを確認しましょう。

肩だけでなく肩甲骨をしっかり下げると、より効果的にストレッチを行えます。

首の前

  1. 両手を胸の骨にあてる。
  2. 口を閉じたまま、上を向く。
  3. 喉のあたりがストレッチされているのを感じる。

長時間のスマホ使用や猫背姿勢により、この筋肉が短縮して硬くなると、首が前に引っ張られて張りの原因になります。

胸の皮膚を軽く下げる

両手を胸の骨にあてたら、両手で胸の皮膚を軽く下げましょう。胸の皮膚を軽く下げることで、喉のあたりがよりストレッチされます。

首の張り解消ストレッチのタイミングと注意点

ストレッチは「やれば効果が出る」だけでなく、「いつやるか」も大切です。

正しいタイミングと安全な方法で行うことで、より効果的に首の張りを和らげることができます。

おすすめのタイミング

以下のようなタイミングでストレッチを取り入れると、首の筋肉を効率よくゆるめることができます。

朝の起きがけ

寝ている間にこわばった筋肉をやさしくほぐすことで、血流が促進され、1日を快適にスタートできます。

デスクワークの合間

長時間同じ姿勢を続けると首はすぐに張ってしまいます。1時間に1回、軽く伸ばすだけでも十分効果があります。

お風呂上がりや寝る前

身体が温まっていると筋肉が伸びやすくなり、ストレッチ効果がアップします。副交感神経も働きやすくなるので、睡眠の質の向上にもつながります。

首の張り解消ストレッチは1回5分、1日2~3回が目安。

短時間でも「毎日コツコツ」が首の張り対策には効果的です。

注意点

首まわりは繊細な部位なので、ストレッチを行う際には以下のポイントに注意しましょう。

  • 無理に引っ張ったり、反動をつけて行わないこと
  • 痛みが強い場合やしびれが出る場合は中止し、専門家へ相談
  • 呼吸を止めず、リラックスして行うこと
  • 持病(頚椎症や椎間板ヘルニアなど)がある方は医師の許可を得てから

「気持ちいい」と感じる範囲でゆっくり行うのがコツ。

痛みを我慢して無理に伸ばすのは逆効果です。

まとめ|首の張りは“毎日の習慣”で変えられる

首の張りは、多くの場合、日々の姿勢やストレス、運動不足といった「生活習慣」が原因です。

つまり、自分のペースで、少しずつ習慣を見直すことで改善できるということでもあります。

今回ご紹介したストレッチは、特別な道具も時間も必要ありません。

今日から1日5分、無理のない範囲で続けていくことで、首まわりが少しずつ軽くなっていくのを実感できるはずです。

“張ってつらい”首から、“軽くてラク”な首へ。今できる小さな一歩を、今日から始めてみませんか?

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この記事を書いた人

ご覧頂きありがとうございます。
スポーツインストラクター|健康運動指導士|心臓リハビリテーション指導士|ヨガインストインストラクター|スポーツジム・病院勤務|読書好き|漫画も好き|名言が好き|運動・健康について情報発信|YouTubeでトレーニング動画配信中

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