- 膝痛で悩んでいるなら「1秒ウォーキング」を行いましょう!
- 1秒に1歩進む1秒ウォーキングは膝への負担が軽いだけでなく、膝関節の炎症を抑え、関節の潤滑油であるヒアルロン酸を増やす効果があります。
- この記事では1秒ウォーキングの具体的な方法と注意点を紹介します。
「膝の痛みをなんとかしたい…」とお困りでしたら、「1秒ウォーキング」を行いましょう。
「1秒ウォーキング」はその名の通り、1秒1歩進むウォーキングです。1秒ウォーキングは、
- 膝への負担が軽い
- 膝関節の炎症を抑える
- コラーゲンを産生する
- ヒアルロン酸が増加する
- 脂肪を燃焼する
といった特長があり、膝関節の痛みを改善することができます。
この記事では「1秒ウォーキング」の方法と注意点を紹介します。1秒ウォーキングで膝の痛みから解放されましょう!
適度な運動は膝の痛みを楽にする
1秒ウォーキングをはじめとする適度な運動は膝の痛みを楽にすることができます。ここではその理由を紹介します。
関節の炎症が改善する
適度な運動により、炎症を引き起こす物質が除去され、関節の腫れや痛みが軽減されます。
コラーゲンが産生される
適度な運動はコラーゲンを生み出します。コラーゲンは、
- 関節軟骨
- 靭帯
- 腱
などの関節を構成する要素に多く含まれるタンパク質です。コラーゲンは関節のクッションの役割である関節軟骨を形成します。
加齢や運動不足、関節炎などによってコラーゲンが減少すると、関節軟骨がすり減り、痛みや炎症を引き起こすことがあります。
ヒアルロン酸が増加する
適度な運動は関節の潤滑油であるヒアルロン酸を増やす効果があります。
ヒアルロン酸は関節軟骨の摩擦を軽減し、関節の滑らかな動きを可能にします。
膝の痛みをとる!1秒ウォーキング
ここからは「1秒ウォーキング」の具体的な方法と注意点を紹介します。
1秒に1歩歩くだけ
1秒ウォーキングは1秒に1歩歩くだけです。
散歩の速さで歩く
1秒ウォーキングは散歩の速さで歩きましょう。1秒間に1歩は散歩のペースで歩く速さです。
散歩の速さで進むため、まわりの景色が目に入りやすくなります。まわりの景色を楽しみながら歩きましょう。
前足部で着地する
1秒ウォーキングはゆっくり歩くため膝関節への負担が軽い特長がありますが、更に膝関節への負担を軽くするために、前足部(指の付け根)で着地しましょう。
ランニングで前足部で着地する方法を「フォアフット着地」と呼ばれています。フォアフット着地は関節への衝撃が軽く、怪我をしにくいといった特長があります。
かかと着地は膝に負担がかかる
歩く時や走る時は通常かかとから着地しています。かかと着地は安定した歩行や走行を可能にしますが、関節への衝撃が大きく、怪我をしやすいといったデメリットがあります。
前足部(指の付け根)で着地することで、関節への衝撃を軽くすることができます。
つまづきやすいので注意する
前足部での着地はかかと着地よりも膝関節への衝撃が低いメリットがありますが、前足部での着地は「つまずきやすい」デメリットがあります。前足部で着地するため、つま先が下がり、地面に突っかかりやすいからです。
前足部での着地はつずきやすいことを肝に銘じて、1秒ウォーキングを行いましょう。
1秒ウォーキングは30分行う
1秒ウォーキングは1回30分を目安に行いましょう。
膝の痛みの原因は過体重
膝の痛みの原因の1つは過体重です。その理由は下記の4つです。
- 膝関節にかかる負担が大きくなる
- 軟骨がすり減りやすくなる
- 炎症を起こしやすくなる
- O脚になりやすくなる
BMI(体格指数)が30以上の人は普通の体重の人に比べて、変形性膝関節症を発症するリスクが6.8倍も高いとされています。BMIの計算式は下記の通りです。
BMI= 体重(kg) ÷ (身長(m))²
- 体重が70kgで身長が1.7mの場合
- BMI = 70 ÷ (1.7)² = 23.81 *身長の単位は”㎝ではなく”m”にする
体重やBMIは骨格筋率などは体組成計で測定しましょう。
30分で脂肪が燃焼する
1秒ウォーキングは有酸素運動です。有酸素運動は脂肪をエネルギー源とするため、ダイエットに適しています。
有酸素運動によって燃焼する脂肪は運動開始10分後から増加します。そのため、ダイエットのための有酸素運動は最低10分は必要となり、より多くの脂肪を燃焼させるには有酸素運動を30分行うのが効果的です。
有酸素運動によるダイエットについてもっと詳しく知りたい!場合は下記の記事を参考にして下さい。
痛みや違和感がある時は中止する
- 膝の痛みが強い場合
- 膝にいつもと違う違和感がある場合
などは1秒ウォーキングは中止して、しっかり膝を休めましょう。
筋トレとストレッチも一緒に行う
1秒ウォーキングは膝の痛みを楽にしますが、筋トレとストレッチも一緒に行うことで、膝痛を根本から治すことができます。
筋トレ
太ももの筋肉(大腿四頭筋)を筋トレで強化することで、膝の痛みを和らげ、膝関節の機能を改善すことができます。
大腿四頭筋は膝を伸ばすときに働く太ももの前面にある大きな筋肉です。大腿四頭筋の筋力が弱いと、膝関節に負担がかかり、痛みや炎症を引き起こす可能性があります。
大腿四頭筋をはじめとする下半身の筋トレを下記の記事で紹介しています。太ももの筋トレだけでも構いませんので、1秒ウォーキングと合わせて筋トレを行いましょう。
ストレッチ
1秒ウォーキングと合わせてストレッチも一緒に行いましょう。ストレッチは、膝の痛みを和らげ、膝関節の機能を改善するのに役立ちます。
膝周りの筋肉をストレッチすることで、
- 膝関節周囲の筋肉の柔軟性を高める
- 膝関節の可動域を大きくする
- 血行を促進し、膝関節の炎症を起こしている物質を取り除ける
- 膝関節周囲の筋肉の緊張をほぐす
といったメリットがあります。
下の記事では膝の痛みをとるストレッチを紹介しています。1秒ウォーキングを行う前でも行った後、どちらかだけでも構いませんので、ストレッチも行いましょう。
まとめ
- 膝痛で悩んでいるなら「1秒ウォーキング」を行いましょう!
- 1秒に1歩進む1秒ウォーキングは膝への負担が軽いだけでなく、膝関節の炎症を抑え、関節の潤滑油であるヒアルロン酸を増やす効果があります。
- この記事では1秒ウォーキングの具体的な方法と注意点を紹介しました。
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