- この記事では眼精疲労による頭痛の治し方を紹介します。
- 眼精疲労による頭痛の原因は目のまわりの筋肉の疲労と自律神経の乱れです。
- 目のまわりの筋肉の疲労をとる方法と自律神経を整える方法を紹介します。
眼精疲労による頭痛は自宅で治すことができます!
眼精疲労による頭痛の原因は目のまわりの筋肉の疲労と自律神経の乱れです。
この記事では眼精疲労に頭痛の原因を解消する方法を5つ紹介します。すべて自宅で行えます。眼精疲労を解消し、仕事の質を上げるだけでなく、キラキラ輝く瞳を取り戻しましょう!
眼精疲労と頭痛について
まずは眼精疲労と眼精疲労による頭痛について紹介します。
眼精疲労とは
眼精疲労とは
眼精疲労とは目の筋肉が疲労し、目の症状や全身の症状が現れる状態です。
眼精疲労とは、休息や睡眠をとっても十分に回復しない状態です。
「眼精疲労」と「目の疲れ」の違い
- 目の疲れ:目の周りの筋肉が疲労している状態
- 眼精疲労:目の周りの筋肉の疲労に加えて、頭痛、肩こり、吐き気などの全身の症状が現れる状態
眼精疲労は目だけでなく、全身にも症状があらわれます。
眼精疲労の症状「目の症状」
眼精疲労による目の症状は目の筋肉が過剰に緊張することで、目の周辺の血行が悪くなり、目の疲労が蓄積することで起こります。
眼精疲労の症状「身体の症状」
肩こりの解消には「脇ストレッチ」がおすすめです。下記の記事を参考にして下さい。
眼精疲労の原因
- 度の合わない眼鏡やコンタクトレンズの使用
- 長時間、近距離での作業
- 照明が暗い、または明るすぎる環境での作業
- パソコンやスマートフォン長時間の使用
- 睡眠不足
- ストレス
- 目の病気
パソコンやスマートフォンの長時間の使用は「スマホ首」の状態となり、眼精疲労だけでなく肩こりや首コリも起こします。スマホ首解消には下記の記事をご覧ください。
眼精疲労が慢性化すると
眼精疲労が慢性化すると、下記のような障害や病気が目に起こってしまいます。
- 近視や遠視などの視力障害
- 白内障や緑内障などの眼疾患
眼精疲労による頭痛について
なぜ目が疲れると頭痛が起こる?
眼精疲労による頭痛は、
- 目の筋肉の疲労
- 自律神経の乱れ
が原因です。
原因①目の筋肉の疲労
目の筋肉が疲れると、脳が目の筋肉の働きを補うためにさらに筋肉を働かせ、疲労させます。この状態が長く続くと、脳や首、肩の筋肉にも負担がかかり、頭痛が起こってしまいます。
目の筋肉はピントを合わせたり、まばたきをしたり、目の動きをコントロールしたりする役割を担っています。パソコンやスマホを長時間使用していると、目筋肉が酷使され、疲労が蓄積します。
原因②自律神経の乱れ
眼精疲労は目の痛みや頭痛、肩こり、首こりを引き起こします。これらの症状は自律神経のバランスを乱します。自律神経が乱れると不眠や肩こりが促進され、眼精疲労が更に強くなってしまいます。
ストレスも自律神経のバランスを乱す原因の一つです。精神的なストレスは眼精疲労の原因の一つです。
自律神経を整えるには下記の記事で紹介しているストレッチが効果的です。
眼精疲労による頭痛の治し方
ここからは眼精疲労による頭痛の治し方を5つ紹介します。
お風呂
入浴することで筋肉がほぐれる
眼精疲労があると、目のまわりの筋肉だけでなく頭皮や首、肩、肩甲骨まわりの筋肉も凝っています。
入浴することでこれらの部位の凝りが解消され、眼精疲労を和らげることができます。
全身浴がおすすめ
40℃のお湯に10分間入浴することで、シャワー浴よりも疲労を解消することができます。全身浴はシャワー浴よりも、
- 体を芯から温めることができる
- 身体全体をお湯に浸すことができる
- リラックス効果がある
といった理由から、全身浴はシャワー浴よりも疲労解消することができます。
半身浴も眼精疲労による頭痛の解消に効果的
半身浴も眼精疲労による頭痛の解消に効果的な入浴法です。
半身浴とは、肩から下のお湯に浸かる入浴法です。
半身浴の効果
半身浴は眼精疲労を解消するだけでなく、様々な効果があります。
- 血行促進
- リラックス効果
- 肩こり・腰痛の改善
- 美肌効果
- 冷え性改善
- ダイエット効果
- 風邪予防
- 自律神経の調整
筋トレは「美肌づくり」に大変効果的です。詳しくは下記の記事をご覧ください。
半身浴の方法
- お湯の温度:38~40℃(ぬるめ)
- お湯の高さ:みぞおちくらい。
- 入浴時間:20~30分(目安)。
半身浴で注意すること
- 入浴中はスマホやタブレットは使わない(音楽はOK)
- 上半身が寒い場合はシャワーをかける(お湯の温度が下がらないよう、浴槽に蓋をするのもおすすめ)
- 食後すぐには行わない(食後30分は空ける)
- 半身浴の前後、半身浴中に水分補給をする。
半身浴中にスマホやタブレットを使うと、目が休まりません。そのため眼を閉じて音楽やラジオを聴くようにしましょう。
闇風呂も眼精疲労を解消する
闇風呂も眼精疲労の解消に効果的な入浴法です。闇風呂とは、お風呂の電気を消して入浴する入浴法です。
部屋を暗くすると、目の筋肉の緊張がほぐれて、目が休息することができます。また、暗い場所では、目の表面が乾燥しにくくなるため、目の乾燥による疲労も軽減されます。
闇風呂の効果
- リラックス効果
- 自律神経の調整
- 睡眠の質の向上
- ストレス解消
- 美肌効果
闇風呂の方法
- お風呂の電気を消す。
- 脱衣所の電気も消す。
- 電気を消す以外は半身浴と同じ。
真っ暗が怖い場合はろうそくを灯したり、照明を暗くしても構いません。
ろうそくやアロマキャンドルを使うのもおすすめ
闇風呂では、お風呂場にろうそくやアロマキャンドルを灯すのもおすすめです。炎や好きな香りには気持ちを落ち着かせる効果があるからです。
眼精疲労やストレスを解消したい時は闇風呂でろうそくやアロマキャンドルを使ってみて下さい。
目を温める
目を温めると、目のまわりの筋肉や血管が拡張し、血行が良くなります。その結果、疲労物質が排出され、目の筋肉の緊張が緩和され、疲労が軽減されます。
蒸しタオルを使う
蒸しタオルを目の上にのせることで眼精疲労を解消することができます。タオルはハンカチくらいの大きさの物がおすすめです。
ハンカチ程度の大きさのタオルであれば、
- 目のまわりをしっかり覆うことができる
- 畳んだタオルが崩れる心配がない
ため、目のまわりの筋肉をほぐし、リラックスすることができます。
蒸しタオルの作り方は、まずタオルを水でぬらします。ある程度タオルを絞って水気を切ります。ラップやジップロックにタオルを包みます。電子レンジで500Wで30秒〜1分ほど温めます。熱過ぎなければそのまま目の上にのせます。
半身浴×蒸しタオル
半身浴中に蒸しタオルを目の上にのせると、眼精疲労の解消にとても効果的です。
目の上のタオルが冷めてしまった場合は、途中でお湯をかけて温めましょう。
ホットアイマスクを使う
目のまわりの筋肉を温めるには、ホットアイマスクもおすすめです。ラベンダーの香りなどする物はリラックス効果もあります。
ツボ押し
ツボ押しは眼精疲労の解消に効果的です。
足ツボマッサージは目だけでなく、内臓機能の働きも改善します。詳しくは下記の記事をご覧ください。
攅竹のツボを押す
「攅竹(さんちく」という眼精疲労を解消するツボを押しましょう。
「攅竹のツボ」の場所
眉頭の少し下にある小さなくぼみにあります。
攅竹のツボの効果
- 目の痛みの解消
- ピント機能の調節
- ドライアイの解消
- かすみ目の解消
- 頭痛の解消
- 頭重感(ずじゅうかん)の解消
- 鼻づまりの解消
ツボ押しの流れ
- 眉頭の少し下にある小さなくぼみに、左右それぞれ親指の腹をあてる。
- 左右の親指はツボに対して真っすぐ押す。
- ツボを親指の腹で3秒間押し、3秒かけてゆっくりはなす。
- 2~3回繰り返す。
押す強さに注意する
ツボを押した後に痛みが出た場合は押す力が強すぎるか、回数が多いかどちらかです。
適度な強さで、回数に気を付けてツボ押しを行いましょう。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージも眼精疲労の解消にとても効果的です。頭皮は目のまわりの筋肉を繋がっており、頭皮が硬くなれば目のまわりの筋肉も硬くなってしまいます。
頭皮マッサージはおでこや頭全体行いましょう。
おでこのマッサージ
- 親指以外の4本の指をおでこにあてる
- 4本指でおでこを3回くるくるまわし、3秒間押す。
- 場所を少しずつ変えて、「2」の方法で行う。
ツボ押しと同じく、マッサージの強さに注意しましょう。
側頭部のマッサージ
- 親指以外の4本の指を側頭部にあてる
- 4本指で頭皮を大きく3回くるくるまわし、3秒間押す。
- 場所を少しずつ変えて、「2」の方法で行う。
頭頂部マッサージ
- 親指以外の4本の指を頭頂部にあてる
- 4本指で頭皮を大きく3回くるくるまわし、3秒間押す。
- 場所を少しずつ変えて、「2」の方法で行う。
後頭部マッサージ
- 頭蓋骨の際に左右の親指をあてる。
- 3秒間「気持ちいい」と感じる強さで押す。
- 親指の位置をずらして、マッサージをする。
目を閉じて腹式呼吸
腹式呼吸とは
腹式呼吸とは、お腹を膨らませながら息を吸い、お腹をへこませながら息を吐く呼吸法です。
腹式呼吸はたくさんの空気を体内に取り込む
呼吸は「腹式呼吸」と「胸式呼吸」の2つの方法があります。
2つの呼吸法はそれぞれ特徴がありますが、腹式呼吸は胸式呼吸よりも、
- 体内に取り込む酸素の量が多い
- 気持ちを落ち着かせることができる
といった特長があります。
気持ちをリフレッシュする効果がある
腹式呼吸は気持ちをリフレッシュする効果だけでなく、多くの効果があります。
- ストレスや不安を解消する
- 自律神経を整える
- 血流の改善
- 血圧の安定
- 集中力を高める
全身の血流を改善することで血圧の安定や足のむくみの改善などの効果があります。下記の記事で紹介している7つのストレッチを行い、全身の血流を改善しましょう。
まずは空気を吐きだす
まずは体内に残っている空気を全て吐き出しましょう。これはあくまでもイメージです。
目を閉じる
目を閉じることで外の情報を遮断することができ、リラックス効果が高まりますし、目のまわりの筋肉も休ませることができます。
手はお腹にあてる
腹式呼吸は座って、または床に仰向けになって行いましょう。両手はお腹にのせます。両手はお腹の膨らみやへこみを確認する役割があります。
4秒かけて息を吸う
鼻から息を4秒かけてゆっくり吸い、お腹を膨らませましょう。
4秒間息を止める
息を吸ったら、4秒間息を止めます。どうしても息が苦しいという場合は4秒未満でも構いません。
8秒かけてゆっくり息を吐く
8秒かけて口からゆっくり空気を吐きましょう。ポイントは「ゆっくり」です
まとめ
- この記事では眼精疲労による頭痛の治し方を紹介しました。
- 眼精疲労による頭痛の原因は目のまわりの筋肉の疲労と自律神経の乱れです。
- 目のまわりの筋肉の疲労をとる方法と自律神経を整える方法を紹介しました。
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