正しいサウナの入り方と体と心への効果

  • この記事では正しいサウナの入り方と体と心への効果を紹介します。
  • サウナは体と心を健康にします。そのためには「正しいサウナの入り方」を知る必要があります。
  • サウナの入り方と合わせてサウナでのマナーも紹介します。

私はスポーツインストラクターとして活動しています。私自身も「体と心が疲れたな…」と感じたらサウナに入って整えるようにしています。

正しいサウナの入り方とサウナの効果を知りましょう。

サウナは体と心を健康にします。しかし、それは正しい方法でサウナに入る必要があります。

この記事では、

  • 正しいサウナの入り方
  • サウナの効果

を紹介します。また、サウナは自分一人で利用するものではありません。自分もまわりの人も快適にサウナを利用できるように「サウナでのマナー」も併せて紹介します。

正しくサウナに入って、日々頑張っている体と心を整えましょう!

目次

正しいサウナの入り方とマナー

まずは正しいサウナの入り方とサウナでのマナーを紹介します。

  • サウナに入る前にすること
  • サウナに入ってからのポイント
  • サウナを出たらすること

3つの段階に分けてそれぞれ紹介します。

サウナに入る前にすること

水分補給

サウナに入る前に水分補給をしましょう。サウナでは汗を大量にかくため、体内の水分が失われます。汗には水分だけでなく、塩分も含まれます。

水分と塩分を失うと下記のような症状が体にあらわれます。

  • 脱水症状(めまい・頭痛・吐き気)
  • 筋肉の痙攣(足がつる等)
  • 不整脈

サウナに入る前は可能であれば水でなく、塩分やミネラルを含んだスポーツドリンクを飲むようにしましょう。

サウナでかく汗の量は、1回あたり約300~400ミリリットルと言われています。

体重測定

サウナに入る前に体重測定を行いましょう。脱衣所に置いてある体重計でOKです。

体重はサウナに入った後にもう一度測りましょう。2回体重を測ることで、汗をかいてどのくらい体内から水分が失ったかが確認できます。

サウナに入った後はサウナに入る前よりも体重が減っていることがほとんどですが、これは体内の水分が減っただけで、体重が減った訳ではありません。

シャワーを浴びる

サウナに入る前にシャワーを浴びて、皮膚や髪の毛の汚れを落としましょう。事前に体の汚れを落とすことはサウナのマナーでもあります。

また、サウナに入る前にシャワーを浴びることで、下記の効果もあります。

  • 肌荒れの予防
  • サウナの熱をより感じやすくなる

体をよく拭く

サウナに入る前にシャワーを浴びたら、次はタオルでしっかり体を拭きましょう。全身びしょ濡れの状態でサウナに入るのはマナー違反です。

また、サウナに入る前にタオルで体を拭くことのメリットもあります。メリットは下記の通りです。

  • どのくらい汗をかいたか把握しやすい
  • 発汗を促進できる
  • 肌の乾燥を防ぐことができる(肌荒れ防止)
  • サウナ室やマットを汚さないで済む

サウナに入る前にタオルで体を拭く際は、特に背中やお尻など、自分では見えにくい部分もしっかりと拭いておきましょう。

サウナに入ってからのポイント

静かにする

サウナの中では静かにしましょう。これもサウナでのマナーの1つです。サウナには「リラックス効果」がありますが、サウナの中がガヤガヤしているとリラックスできません。

サウナの中でお喋りをすると、「整う」ことが出来ませんのでご注意ください。

座る位置を考える

サウナでは座る位置を気にかけましょう。座る位置(高さ)によって暑さの感じ方が異なるからです。

  • 上段:サウナの中で最も熱い場所。短時間でしっかり発汗できます。サウナ中~上級者向けの場所。
  • 中段:サウナの中でバランスのとれた場所。サウナ初~上級者まで幅広い人におすすめ。
  • 下段:サウナの中で最も熱くない場所。ゆっくりじっくり汗をかけます。暑いのが苦手な人やサウナの中で長く過ごしたい人、サウナ初心者におすすめ。

サウナのヒーターやサウナストーンの近くに座るほど熱く感じます。

サウナの中でお気に入りの場所があっても場所取りはNGです。自分もまわりの人も気持ちよくサウナを利用できるように心がけましょう。

サウナハットの効果

最近のサウナではサウナハットが人気です。

サウナハットには下記の効果があります。

  • のぼせを防ぐ:頭部が熱くなることを防ぐ。
  • 髪のダメージを防ぐ:髪や頭皮を熱や乾燥から守ることができる。

サウナから出たらサウナハットをとって、できるだけ水気のない所に置いておきましょう。また、使用後はしっかり乾燥させましょう。乾燥させることで雑菌の繁殖を防ぐことができます。

サウナに入る時間とセット数

サウナに入る時間とセット数は下記が一つの目安となります。

  1. サウナ 5分
  2. 水風呂 30~60秒
  3. 外気浴(休憩) 5~10分

これはあくまでも一つの目安に過ぎません。その日の体調に合わせてサウナの時間を短くしたり、休憩を長めにとったりしたもOKです。時間やセット数に縛られ過ぎずに、サウナを楽しみましょう。

サウナを出たら水風呂に入る

シャワーで汗を流す

サウナから出たら、まずはシャワーを浴びて汗を流しましょう。これもサウナのマナーの1つです。汗でびしょびしょの状態で水風呂に入るのはもちろんNGです。

背中やお尻など自分では見えにくい部分もしっかりシャワーで流しましょう。

水風呂の効果

シャワーを浴びたら水風呂に入りましょう。水風呂の効果は下記のとおりです。

  • 自律神経を整える
  • 美肌効果
  • ダイエット効果
  • 血行促進

水風呂に入ることで自律神経が整います。自律神経が整うことで肌の新陳代謝の活性化や代謝の向上による脂肪の燃焼(ダイエット効果)が起こります。

水風呂が苦手な方や心臓病などの持病がある方は水風呂は控えて構いません。また、水風呂で潜る行為はマナー違反です。

サウナ後の休憩

「整う」ことの効果

サウナに入って、水風呂に入ったら椅子に座って休憩しましょう。この時に「整う」感覚を感じることが出来ます。「整うこと」の効果は下記の通りです。

  • リラックス効果
  • 疲労回復
  • 美肌効果

私は椅子に座って整う時はタオルを頭にかけ、まわりを見えないようにします。こうすることで自分の内面に向き合うことができ、リラックスすることができています。

場所取りはNG

しっかり整いたい気持ちは十分理解できますが、場所取りや長時間同じ場所を占領することはマナー違反です。

整う場所をしっかり確保したい場合は「個室サウナ」を利用しましょう。少々値段は張りますが、まわりに気を遣わすに整うことができます。

水分補給をする

整った後は水分補給をしましょう。サウナで大量の汗をかいているので、体内では水分が足りない状態となっています。

サウナで整った後に飲むキンキンに冷えたビールは最高です。しかし、アルコールの摂取は水分補給にはなりません。しっかりお水やスポーツドリンクを飲むようにしましょう。

サウナの効果

ここからはサウナの体と心への効果を紹介します。

体への効果

サウナによる体への効果は下記の通りです。

  • 肩こり・腰痛の解消
  • 疲労回復
  • 自律神経が整う
  • 冷えの解消
  • ダイエット効果
  • 美肌効果
  • 認知症の予防効果

サウナによる効果のほとんどは「自律神経が整うこと」の影響を受けています。自律神経はストレスや疲労でバランスを乱す特徴があります。詳しく下の記事を参考にして下さい。

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動脈硬化を防ぐ

サウナでは自律神経を整える効果があります。自律神経を整うことで動脈硬化を防ぐことができます。動脈硬化を防ぐことは下記の病気を防ぐことになります。

  • 心臓病(心筋梗塞・狭心症・弁膜症)
  • 脳卒中
  • 慢性腎臓病
  • 高血圧
  • 糖尿病

サウナだけでなく、ヨガも動脈硬化を改善する効果があります。ヨガの基本的な動きを組み合わせた太陽礼拝は動脈硬化を防ぐ効果があります。

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認知症を防ぐ

サウナに入ることで認知症を防ぐことができます。サウナによる認知症予防の要因は下記の通りです。

  • 血管拡張
  • 自律神経が整う
  • 炎症の抑制
  • 老廃物の排出

サウナの入浴頻度と認知症発症リスクの関連を調べた研究では、週に1回以上サウナに入る人は、週に1回以下しかサウナに入らない人に比べて軽度認知症の発症リスクが66%低かったという研究結果があります。

心への効果

サウナによる心への効果は下記の通りです。

  • ストレスの解消
  • リラックス効果
  • 集中力の向上
  • 睡眠の質の向上

サウナに入ることで過去や未来のことを考えず、今現在のことだけに集中できます。これがストレスの解消に効果的です。また、サウナに入ることで適度に疲れることも睡眠の質を上げる大事なポイントです。

まとめ

  • この記事では正しいサウナの入り方と体と心への効果を紹介しました。
  • サウナは体と心を健康にします。そのためには「正しいサウナの入り方」を知る必要があります。
  • サウナの入り方と合わせてサウナでのマナーも紹介しました。
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この記事を書いた人

ご覧頂きありがとうございます。
スポーツインストラクター|健康運動指導士|心臓リハビリテーション指導士|ヨガインストインストラクター|スポーツジム・病院勤務|読書好き|漫画も好き|名言が好き|運動・健康について情報発信|YouTubeで名言紹介中|

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