【体が硬い30〜50代必見】寝ながらできるストレッチで疲れをリセット!

【この記事でわかること】

  • なぜ体が硬いと疲れが取れにくいのか
  • ストレッチが疲労回復に効果的な理由
  • 寝ながらできる!体が硬い人向けストレッチ5選
  • 続けるためのコツと注意点

私はスポーツインストラクター、兼ヨガインストラクターとしてスポーツクラブや病院で活動しています。

「疲れているのに、ぐっすり眠れない」、「朝起きても体が重い…」。

そんな毎日を過ごしていませんか?

それ、実は“体の硬さ”が原因かもしれません。

本記事では、体が硬くてストレッチが苦手な人でも安心してできる「疲れが取れる方法」として、やさしいストレッチをご紹介します。

特別な道具は不要、寝ながらできる簡単メニューです。

目次

体が硬いと、なぜ疲れが取れにくいの?

体が硬いというのは、筋肉や筋膜がこわばっている状態です。

この状態では、以下のような不調を引き起こしやすくなります。

  • 血流が悪くなり、老廃物がたまりやすい
  • 呼吸が浅くなり、自律神経のバランスが乱れる
  • 筋肉の緊張が取れず、常に体が“オン”の状態になる

これらが積み重なることで、「寝ても疲れがとれない」「常に体が重い」といった状態に陥ります。

老廃物がたまるとむくみの原因にもなります。むくみの解消にはセルフマッサージが効果的です!

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ストレッチが疲れを取るのに効果的な理由

血流が促進されて、老廃物を流す

ストレッチによって筋肉をゆっくり伸ばすと、筋肉の周囲にある血管が広がり、血流がスムーズになります。

血液やリンパの流れが良くなることで、筋肉に溜まった老廃物(乳酸や疲労物質など)を効率よく排出できるようになり、むくみやだるさの解消につながります。

特に、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けている人は、下半身の血行が滞りやすく、夕方になると足が重く感じやすくなります。

こうした滞りを、ストレッチで“巡りの良い状態”に整えていくことが、疲労回復にはとても大切です。

ストレッチ前に白湯を一杯飲んでおくと、全身の血流がさらに良くなります。

副交感神経が優位になり、リラックスできる

ストレッチは単なる筋肉の運動ではなく、自律神経のバランスにも影響を与えます。

ゆったりと筋肉を伸ばしながら呼吸を整えることで、交感神経(活動モード)から副交感神経(休息モード)へとスイッチが切り替わり、身体がリラックス状態に入っていきます。

この切り替えがスムーズになることで、寝つきが良くなったり、浅い睡眠から深い睡眠へと質が上がる効果も期待できます。

夜にストレッチを習慣化することで、“眠っている間に疲労が抜ける”体質へと導いてくれるのです。

ストレッチをしながら、「4秒吸って、6秒吐く」呼吸を意識すると副交感神経がより働きやすくなります。

副交感神経を整えるにはヨガもおすすめ!身体が硬くてもヨガはできます!

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筋膜や関節のこわばりがゆるみ、体が軽くなる

私たちの筋肉は、筋膜という膜に包まれており、姿勢や動作の癖、長時間の同じ姿勢によってこの筋膜が“癒着”したり“よじれ”たりすることがあります。

その結果、体が動かしにくくなったり、一部の筋肉に過剰な負担がかかってしまい、疲労や痛みの原因となります。

ストレッチはこの筋膜の癒着をゆっくり解き、筋肉や関節の動きをスムーズにしてくれる効果があります。

また、可動域が広がることで日常の動作がラクになり、“疲れにくい体”に変わっていくのです。

「痛気持ちいい」くらいを目安にして、ゆっくり伸ばすことがポイントです。

疲れにくい身体をつくるには筋トレも大事。軽い筋トレから始めましょう!

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寝ながらできる!体が硬い人のためのストレッチ5選

ここでは、ストレッチが苦手な方でも安心して取り組める「寝ながらできるストレッチ」を5つ紹介します。

背中 ストレッチ

  1. 仰向けになる。
  2. 両手両脚を伸ばし、背中をストレッチする。
  3. 背筋伸ばしを5秒間、3回繰り返す。

全身をゆるめて深い呼吸を促すストレッチ。縮こまった胸やお腹が広がり、自律神経が整ってリラックスしやすくなります。

お尻 ストレッチ

  1. 仰向けの状態で片膝を抱える。
  2. 膝を胸に近づける程、ストレッチ感が強くなる。
  3. 左右それぞれ30秒行う。

お尻や腰の緊張をゆるめることで、座りっぱなしや立ち疲れによる腰まわりのだるさをやわらげます。

腰 ストレッチ

  1. 仰向けの状態で、片膝を抱え、その膝を横に倒す。
  2. 肩が床から浮かない程度、膝を床に近づける。
  3. 左右それぞれ30秒行う。

背骨まわりをやさしくねじって、腰や背中のこわばりを解消。内臓や自律神経にもよい刺激が入ります。

お腹 ストレッチ

  1. うつ伏せで行う。
  2. 肩の横に手をついて、上体を反らす。
  3. 目線は斜め上に向ける。
  4. 上体の反らし具合で、ストレッチの強度を調整する。
  5. 30秒行う。

腹筋や脚の付け根の筋肉を伸ばし、姿勢改善と深い呼吸をサポート。内臓の動きも促し、全身がスッキリします。

内もも ストレッチ

  1. 仰向けの状態で、膝を立てる。
  2. 左右の膝をひらき、足裏を合わせる。
  3. 左右の膝をそれぞれ床に近づける。
  4. 30秒行う。

内ももをゆるめて股関節を開放。血流とリンパの流れが良くなり、足のむくみや疲れの軽減に役立ちます。

疲れをとるストレッチの継続のコツと注意点

  • 無理せず「気持ちよさ」を優先する
  • 夜寝る前・入浴後などリラックス時間に取り入れる
  • すべてやらなくてもOK。1〜2種目でも続けることが大切

毎日完璧を目指すより「5分だけでも続けること」が疲れにくい体づくりの第一歩です。

まとめ:体が硬くても、疲れは取れる!

体が硬いからストレッチができない…と思っている方も、やさしいストレッチを取り入れれば、

  • 血流アップ
  • 自律神経が整う
  • 筋肉の緊張がゆるむ

といった効果で、驚くほど体が軽くなります。

疲れを感じる毎日を卒業する第一歩として、ぜひ今日から寝ながらストレッチを始めてみてください。

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この記事を書いた人

ご覧頂きありがとうございます。
スポーツインストラクター|健康運動指導士|心臓リハビリテーション指導士|ヨガインストインストラクター|スポーツジム・病院勤務|読書好き|漫画も好き|名言が好き|運動・健康について情報発信|YouTubeでトレーニング動画配信中

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