- 過敏性腸症候群で困っているならヨガをしましょう!
- 過敏性腸症候群の原因の1つはストレスによる自律神経の乱れです。ヨガは自律神経を整え、ストレスを解消する効果があります。
- この記事ではヨガ初心者でも、体が硬い人でも行えるヨガのポーズを5つ紹介します。
過敏性腸症候群で困っているなら、ヨガをしましょう!
過敏性腸症候群の原因の1つはストレスのよる自律神経の乱れです。自律神経が乱れることで腸の働きも乱れ、腹痛や便秘といった過敏性腸症候群の症状が現れます。
ヨガはストレスを解消し、自律神経を整える効果があるため、過敏性腸症候群を治すことが出来ます。更にヨガは腸の働きを改善することできます。
この記事では過敏性腸症候群を治す5つのヨガのポーズを紹介します。
- ヨガ初心者・未経験者
- 体が硬い人
- 運動不足の人
紹介するポーズは上記のような方でも行えます。過敏性腸症候群をヨガで治しましょう!
過敏性腸症候群とヨガについて
まずは過敏性腸症候群とヨガについて紹介します。
過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群とは、腸に炎症や潰瘍などの異常がないにも関わらず、慢性的に腹痛や便通の異常を繰り返す消化管疾患です。
腹痛や腹部の違和感が月に3日以上繰り返し起こっている場合、過敏性腸症候群である可能性が高くなります。
過敏性腸症候群の症状
過敏性腸症候群の症状は下記の通りです。
- 腹痛
- 腹部の違和感
- 便秘
- 下痢
- 腹部膨満感
- ガスの多さ
- 便意の切迫感
過敏性腸症候群は症状によって「下痢型」、「便秘型」、「交代型(下痢と便秘を繰り返す)」、「分類不能型」の4つのタイプに分類されます。
過敏性腸症候群 セルフチェック
過敏性腸症候群が疑われる場合、下記のサイトでセルフチェックを行いましょう。
過敏性腸症候群の原因
過敏性腸症候群の原因は下記の3つです。
- 腸の運動や感覚の異常
- 腸内細菌の変化
- ストレスによる自律神経の乱れ
腸とストレスは密接に関係しており、ストレスを感じると腸の働きが悪くなり、便秘や下痢などの症状を引き起こしやすくなります。これは、腸と脳が相互に影響し合う「脳腸相関」と言います。
ヨガはストレスによって乱れた自律神経を整え、腸の働きも改善する効果があります。
ヨガとは
ヨガとは
ヨガはサンスクリット語で、
- 結びつける
- つなぐ
といった意味があります。
ヨガは、体と心をつなぎ、自分と自分自身(内面)をつなぎ、自分と自然をつなぐことを目的としています。
ヨガの効果
ヨガは心と体に良い効果をもたらします。
- 体力・筋力の向上
- 柔軟性の向上
- 姿勢の改善
- ダイエット(脂肪燃焼)
- 疲労回復
- リラックス効果(ストレス解消)
- 集中力の向上
- 血行促進(動脈硬化の改善)
ヨガはストレス解消効果抜群です。ヨガをしている最中は嫌なこと(ストレス)を忘れることが出来るからです。ヨガの基本を知りたいという方は「太陽礼拝」にチャレンジして下さい。
ヨガが過敏性腸症候群を治せる理由
ヨガが過敏性腸小症候群を治せる理由は下記の3つです。
- 乱れた自律神経を整えるから(腸は自律神経に支配されている)。
- 腸の働きを改善するから。
- 過敏性腸症候群のそもそもの原因であるストレスを解消するから。
過敏性腸症候群の対策の1つがストレスを溜めないことです。ヨガをはじめとする運動は、ストレスを解消する効果が抜群です。詳しくは下記の記事をご覧ください。また、サウナもストレス解消に効果的です。
過敏性腸症候群を治すヨガのポイント
ここではヨガを行う上でのポイントを3つ紹介します。
ヨガマットを使う
ヨガを行う時はできるだけヨガマットを使いましょう。
ヨガマットを使うことで、
- 気持ちを「ヨガを行うこと」に切り替えることができる
- 関節を床にぶつけて痛める心配がない
- 仰向けやうつ伏せで行うポーズを行いやすい
といったメリットがあります。
ヨガマットがない場合はカーペットの上で行いましょう。
静かな環境で行う
ヨガは静かな環境で行いましょう。静かな環境でヨガを行うことで、自分の内面としっかり向き合うことが出来、ストレス解消(リラックス効果)することができます。
ヨガの最中はBGMを流すのもおすすめです。個人的には自然音(雨、川、風)がオススメです。YouTubeでも配信されているので、お試しください。
呼吸を意識する
ヨガはポーズをとることだけでなく、呼吸がとても大事です。呼吸を意識して行うことで気持ちを落ち着かせ、体内をリフレッシュすることができるからです。
ヨガの呼吸は基本腹式呼吸です。更に腹式呼吸は鼻呼吸で行います。鼻で空気を吸って、「長くゆっくり」鼻から吐くことを意識してヨガを行いましょう。
過敏性腸症候群を治す5つのヨガ
ここから過敏性腸症候群を治すヨガのポーズを5つ紹介します。時間がない時は「瞑想」を優先して行って下さい。
瞑想
- 床にあぐらの状態で座る(楽な姿勢であれば何でもOK)
- 優しく目を閉じる
- 腹式呼吸を繰り返す(鼻呼吸)
瞑想とは瞑想とは、心を静めて無心になることや何も考えずリラックスすること、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させることとされています。
瞑想の効果
瞑想の効果は下記の通りです。
- 不安・落ち込みの解消
- 血圧に安定(高血圧の改善)
- 心拍数の安定
- 集中力の向上
- 睡眠の質の向上
- マイナス思考をプラス思考へと変換させる
- 精神的な成長
瞑想の効果は自律神経を整えることに繋がります。自律神経が整うことで過敏性腸症候群を治すことができます。
坐骨で座る
瞑想を行う際は坐骨をヨガマットに当てて行いましょう。坐骨をヨガマットに当てることで背筋が伸びるからです。
背筋が伸びることで下記のメリットがあります。
- 体内に多くの空気を取り込むことが出来る
- 肩こりや腰痛を防ぐことが出来る
- 姿勢が安定する
坐骨はお尻の骨です。お尻を触ってゴツっとするのが坐骨です。触って確認した坐骨をヨガマットに当てて座りましょう。座布団をお尻の下に敷いて、お尻の高さを上げると骨盤が立ちやすくなります。
体内にたくさんの空気を取り込むことで、気持ちが落ち着き自律神経が整って過敏性腸症候群を治すことができます。
虫のポーズ
- 仰向けになる。
- 両手両脚を上に挙げ、ぶらぶら振る。
虫のポーズはストレス発散、リフレッシュ効果、免疫力の向上といった効果があります。ストレスを発散し、気持ちがリフレッシュすることで自律神経が整い、過敏性腸症候群が治ります。
子供が駄々をこねている様子を真似する
虫のポーズを行う時は「駄々をこねる子供」をイメージして行いましょう。
「もうヤダ~」と声に出してもOKです。叫んでもOKです。
キャット&カウ
- 四つ這いになる。
- 手は肩の下、膝は股関節の下にくるように調整する。
- 「背中を反る」と「背中をまるめる」を交互に行う。
背中の筋肉を柔らかくすることで自律神経が整います。キャット&カウで筋肉をほぐして、自律神経を整えましょう。
呼吸と動きを合わせる
キャットアンドカウは呼吸にあわせて背中を動かしましょう。
- 背中を反る:息を吸う
- 背中をまるめる:息を吐く
背中を反る時は「斜め上を見る」、背中をまるめる時は「おへそを覗きこむ」ことで背中が動かしやすくなります。
仰向けの子供のポーズ
- 仰向けになる。
- 頭はマットにつけたまま、両膝を抱える。
- 背中全体をマットに押し付けて、自分で自分を抱き締める。
仰向けの子供のポーズは、
- リラックス効果
- 内臓の働きを改善する効果
- 腰痛の解消
- むくみの解消
といった効果があります。
膝または太ももの裏側を掴む
仰向けの子供のポーズでは膝を抱えますが、両手は膝でも太ももの裏でもどちらでも構いません。抱えやすい方でOKです。
ゆらゆらと横に揺れてもOK
仰向けの子供のポーズを維持したまま、左右に揺れてみましょう。
左右に揺れることでよりリラックスができ、腰痛を楽にすることが出来ます。
合蹠(がっせき)のポーズ
- 坐骨がマットに当たるようにして座る。
- 左右の足の裏を合わせて、出来るだけ手前に引き寄せる。
- 上半身を前に倒す。
合せきのポーズは、
- 股関節の柔軟性の向上
- 血行の促進
- 内臓機能の改善
- ストレスの解消
といった効果があります。
股関節から上半身を前に倒す
合せいのポーズは足の裏を合わせた状態で上半身を前に倒しますが、股関節から上半身を倒すことがポイントです。股関節から上半身を倒すことで、しっかり股関節周囲の筋肉をストレッチすることができます。
上半身を前に倒した際、お腹と太ももの間の空間が狭くなっていれば、股関節から上半身を前に倒せています。
お尻は床につけたまま行う
合せきのポーズは両手を前に伸ばして行っても構いません。しかし、両手を前に伸ばし過ぎて、お尻がマットから浮かないように注意して下さい。
お尻がマットから浮いてしまうと、股関節まわりの筋肉がしっかりストレッチされません。
まとめ
- 過敏性腸症候群で困っているならヨガをしましょう!
- 過敏性腸症候群の原因の1つはストレスによる自律神経の乱れです。ヨガは自律神経を整え、ストレスを解消する効果があります。
- この記事ではヨガ初心者でも、体が硬い人でも行えるヨガのポーズを5つ紹介しました。
コメント