内臓を元気にする デトックスヨガで老廃物を排出する

  • 内臓の調子を良くしたいなら「デトックスヨガ」を行いましょう!
  • デトックスとは体内に溜まった老廃物や毒素を排出することです。デトックスヨガを行うことで内臓の調子を整えるだけでなく、ストレス解消やリラックス効果もあります。
  • この記事ではデトックスヨガのポーズを5つ紹介します。

私はスポーツインストラクター、兼ヨガインストラクターとして病院やスポーツジムで活動しています。

内臓の調子を良くしたいなら「デトックスヨガ」を行いましょう。

「デトックス」とは体内にたまった老廃物や毒素を排出することを言います。老廃物や毒素が体内に溜まると、

  • 内臓の不調
  • 生活習慣病
  • 肌荒れ
  • むくみ

などを引き起こします。

この記事では老廃物や毒素を排出する「デトックスヨガ」を紹介します。

デトックスヨガは内臓の調子を整えるだけでなく、ストレス解消や美肌効果、血行促進などの効果もあります。デトックスヨガで内臓を元気にしましょう!

目次

デトックスとは

デトックスとは「体内に溜まった毒素や老廃物を排出する」という意味です。

デトックスは英語の「detoxification」の略語です。

デトックスの効果

デトックスには下記の効果があります。

  • 毒素の排出
  • 血行促進
  • リンパの流れの促進
  • 美肌効果
  • 疲労回復
  • 便秘解消
  • 冷えの解消
  • 免疫力の向上
  • ストレス解消
  • 睡眠の質の向上

肌を綺麗にしたいなら筋トレもおすすめです。筋トレは基礎代謝を上げ、保湿成分たっぷりな汗をかくのに効果的だからです。美肌を作る筋トレは下記の記事で紹介しています。

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デトックスは内臓を元気にする

デトックスは内臓を元気にする効果があります。主に下記のような効果がデトックスにあります。

  • 腸内環境改善
  • 肝機能向上
  • 腎機能改善
  • 免疫力向上

免疫力を高めるには、数種類の筋トレを組み合わせたインターバルトレーニングもおすすめです。詳しくは下記の記事で!

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老廃物とは

老廃物とは、人間の体内で代謝活動によって生じた不要な物質の総称です。

代表的な老廃物

老廃物の代表的なものは下記の5つです。

  • 二酸化炭素
  • 尿素
  • アンモニア
  • 乳酸
  • 老化物質

老廃物の蓄積が起こす健康被害

老廃物が溜まると、下記のような健康被害を起こします。

  • 生活習慣病(心臓病・脳卒中・糖尿病、高血圧、脂質異常症など)
  • アレルギー( 花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息)
  • 肌荒れ(ニキビ、吹き出物、くすみ)
  • 便秘・下痢
  • 冷え性
  • むくみ
  • 疲労

心筋梗塞や心臓弁膜症といった心臓病が重篤になると「心不全」となります。ヨガは心不全の予防にも効果的です。下記の記事では心不全について詳しく紹介しています。

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老廃物を排出する方法

老廃物を身体から排出する方法は主に3つあります。

  • 排泄器官の活性化
  • 呼吸(深い呼吸)
  • 発汗

ヨガは排出器官の活性化、呼吸、発汗の3つを満たすため、デトックスに大変効果的です。

「とにかく汗をかきたい!」なら下記の記事で紹介している「滝汗トレーニング」を行いましょう!

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デトックスヨガとは

デトックスヨガは、ヨガの動き(ポーズ)や呼吸法によって体内に溜まった老廃物や毒素を排出し、デトックス効果を高めるヨガです。

デトックスヨガの効果

デトックスヨガの効果は下記の通りです。

  • 血行促進(老廃物・毒素の排出)
  • リンパの流れの促進
  • 内臓機能の活性化
  • 発汗の促進
  • ストレス解消
  • リラックス効果
  • 疲労回復

ストレスの解消やリラックスしたい場合は「森林浴」が大変効果的です。下記の記事では森林浴の具体的な効果や方法を紹介しています。

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ヨガとデトックスヨガの違い

「ヨガ」と「デトックスヨガ」は目的が異なるため、その内容が異なります。

デトックスヨガはヨガよりも老廃物や毒素を体内から排出うすることを主な目的としています。

デトックスヨガのポイント

デトックスヨガの効果を高めるポイントは4つです。

  • 鼻呼吸
  • 静かな環境で行う
  • 無理はしない
  • ヨガマットを敷く

鼻呼吸を行う

ヨガを行う際は鼻呼吸を行いましょう。鼻呼吸は気持ちを落ち着かせる効果があるからです。気持ちが落ち着くことで、自律神経が整います。

鼻呼吸は鼻毛がフィルター代わりとなって、綺麗な空気を体内に取り込むことができます。綺麗な空気は体内を綺麗にします。

鼻呼吸の効果

鼻呼吸のメリットは下記のとおりです。

  • 免疫力の向上
  • 喉の乾燥を防ぐ
  • リラックス効果
  • 集中力の向上
  • 口臭の予防
  • 歯周病の予防
  • 顔の歪みの予防
  • ダイエット効果

ダイエットには「インターバル速歩」がとてもオススメです!インターバル速歩は有酸素運動と筋トレを組み合わせた運動で、運動が苦手な方や運動不足の方でも取り組みやすい特長があります。

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動き(ポーズ)に呼吸を合わせる

二つ目のポイントは動き(ポーズ)と呼吸を合わせることです。動きに呼吸を合わせることでデトックス効果が高まるからです。

動き(ポーズ)に合わせて、できるだけ深い呼吸を心がけましょう。深い呼吸のリズムは「吸うのが4秒」、「吐くのが8秒」です。

静かな環境で行う

ヨガはできるだけ静かな環境で行いましょう。静かな環境は気持ちを落ち着かせる効果があるからです。

自然音やリラックスBGMを流すのがおすすめ

ヨガは無音で行ってももちろん構いませんが、自然音やリラックスBGMを流すと、より気持ちが落ち着かせることができます。

  • 雨の音
  • 川の流れる音
  • 鳥の鳴き声

自然音はYouTubeで検索するとすぐに見つかります。

無理はしない

ヨガは無理をしない範囲で行いましょう。ついつい頑張り過ぎて、無理をしてしまうと怪我をすることもあります。

呼吸の乱れは無理をしているサインです。常に呼吸に意識を傾けながらヨガを行いましょう。

ヨガマットを敷く

ヨガマットを使用すると関節や骨が床に直接当たらずにヨガを集中して行うことができます。

内臓を元気にするデトックスヨガ5選

ここからは内臓を元気にするデトックスヨガとして、5つのポーズを紹介します。

背中を伸ばすポーズ

  1. あぐらで座り、胸の前で合掌する。
  2. 息を吸いながら、合掌した両手を真上に挙げる。
  3. 息を吐きながら、真上に挙げた両手を胸の前に戻す。
  4. “2”と“3“の動きを3回繰り返す。

合わせた両手を出来るだけ上に伸ばしましょう。両手を上に伸ばすことで肺がひろがって呼吸が深くなり、体内の老廃物や毒素がより排出されます。

胸をひらくポーズ

  1. あぐらで座り、背筋を伸ばす。
  2. 息を吸いながら、左手を真上に挙げる。
  3. 息を吐きながら、左手を右斜め前につく。
  4. 息を吸いながら、左手を斜め後ろに伸ばして胸をひらく。
  5. “3”と“4”の動きを3回繰り返し、右手も同様に行う。

胸をひらく時は胸の筋肉を伸ばし、且つ肺をひろげることが目的です。手をななめ前につく動きは肩甲骨まわりや背中の筋肉をほぐす狙いがあります。

胸をひらく時のポイント

胸をひらく時のポイントは3つです。

  • 手をできるだけ遠くに伸ばす
  • 肩甲骨から腕を動かす
  • 目線をななめ後ろに伸ばした指先に向ける

胸の筋肉は筋膜を通じて指先にまで繋がっています。そのため、できるだけ腕と指を遠くに伸ばすことで、より胸をひらくことができます。

手をななめ前につく時のポイント

手をななめ前につくときのポイントも3つです。

  • お尻をマット(床)から浮かさない
  • できるだけ遠くに手をつく
  • 息を細く吐きながら行う

手をななめ前につくことで、背中や肩甲骨まわりの筋肉がほぐれ、呼吸が深くなります。また、肩こりや背中の疲れ、腰痛解消といった効果もあります。

お腹をねじるポーズ

  1. あぐらで座り、背筋を伸ばす。
  2. 息を吸いながら背筋を伸ばす。
  3. 息を吐きながら、左にお腹をねじり、目線を後ろに向ける。
  4. 息を吸いながら、お腹のねじりをなくし、正面を向く。
  5. 息を吐きながら、右にお腹をなじり、目線を後ろに向ける。
  6. お腹のねじりは呼吸に合わせて、左右それぞれ3回ずつ行う。

お腹をねじることで胃腸などの消化器官が刺激されます。消化器官が刺激されると、消化液の分泌が促進されて老廃物や毒素が排出されやすくなります。

キャット&カウ

  1. 四つ這いになる。
  2. 手は肩の下、膝は股関節の下にくるように調整する。
  3. 息を吸いながら背中を反る。
  4. 息を吐きながら背中をまるめる。
  5. “4”と“5”を交互に10回繰り返す。

背中の筋肉を動かすことで、背中の血流が改善します。背中は老廃物や毒素が溜まりやすい部位ですので、背中の筋肉を動かすことでデトックス効果が高まります。また、キャット&カウにはストレスの解消や肩こり、腰痛の解消効果、自律神経を整える効果があります。

背中を反る時のポイント

背中を反る時のポイントは2つです。

  • ななめ上、または真っすぐ前に目線を向ける。
  • おへそをマット(床)に近づける。

背中をまるめる時のポイント

背中をまるめる時のポイントは3つです。

  • 目線はおへそに向ける
  • 手と膝で床を押す
  • 肩甲骨を真上に引き上げる

三日月のポーズ

  1. 四つ這いの状態から始める。
  2. 片足を両手の間に移動し、立ち膝の姿勢になる。
  3. 上半身を起こし、胸の前で合掌する。
  4. 息を吸いながら両手を真上に挙げる。
  5. 息を吐きながら上半身を後ろに倒す。
  6. 息を吸いながら上半身を床と垂直にする。
  7. “6”と“7”を交互に5回繰り返す。

股関節や背中は老廃物は毒素がたまりやすい部位です。三日月のポーズは腸腰筋(足の付け根・股関節)や背中の筋肉をほぐす効果があり、老廃物と毒素を排出します。

両手の間に足を置く

三日月のポーズは四つ這いの状態から、片足を両手の間に置きます。

この時、つま先と膝が真っすぐ前を向くように調整することがポイントです。

まとめ

  • 内臓の調子を良くしたいなら「デトックスヨガ」を行いましょう!
  • デトックスとは体内に溜まった老廃物や毒素を排出することです。デトックスヨガを行うことで内臓の調子を整えるだけでなく、ストレス解消やリラックス効果もあります。
  • この記事ではデトックスヨガのポーズを5つ紹介しました。
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この記事を書いた人

ご覧頂きありがとうございます。
スポーツインストラクター|健康運動指導士|心臓リハビリテーション指導士|ヨガインストインストラクター|スポーツジム・病院勤務|読書好き|漫画も好き|名言が好き|運動・健康について情報発信|YouTubeで名言紹介中|

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