- スポーツインストラクターは楽しくてやりがいのあるお仕事です。
- 残念ながら給料は低いです。副業やフリーランスで働く方法を考えるのも1つの方法です。
- スポーツインストラクターは技術を磨き、経験を重ね、自分自身のトレーニングも重ねることで年をとっても続けることができます。
私はスポーツインストラクターをお仕事としています。スポーツ系の4年生大学を卒業しました。
これまで経験したお仕事は、
- スポーツジム
- 病院
- デイサービス
の3か所で勤務し、合計約15年スポーツインストラクターとして活動しています。
この記事は私のスポーツインストラクターとしての経験から、
- スポーツインストラクターのお仕事で楽しいことややりがいを感じること
- 反対に大変なこと
- スポーツインストラクターの人生設計
- スポーツインストラクターのお金の事情
- 年齢を重ねてもスポーツインストラクターは続けられること
を紹介しています。
この記事は、スポーツインストラクターを目指す人だけでなく、
- ご子息が運動や体育系の大学、専門学校を志望しているご両親
- スポーツインストラクターとして働き始めたばかりの人
- スポーツインストラクターについて詳しく知りたい人
にも知ってもらいたい内容となっています。
スポーツインストラクターのお仕事について
まずはスポーツインストラクターのお仕事について、私が感じる「光と影」を紹介していきます。
楽しいこと・やりがいを感じること
スポーツインストラクターはとても楽しくて、やりがいのあるお仕事です。そうでなければ私は長年スポーツインストラクターのお仕事をしていません。
どのようなことが楽しくて、やりがいを感じるかと聞かれたら、「お客さんのお役に立てた」と感じた時です。
- ダイエットに成功して、職員の私に感謝を伝えてくれた時
- スポーツクラブに通うことに不安があったが、職員のお陰で楽しく通うことが出来ていると言ってもらえた時
- お客様からいつも笑顔で接してもらえている時
はとても嬉しく感じます。
私は「エアロビックダンス」も仕事の1つとして行います。
エアロビックダンスは音楽に合わせて身体を動かすので、楽しく身体を動かせるのが特長です。
エアロビックダンスに参加されたお客様が楽しそうに身体を動かし、汗をかいている様子を見ると、しっかり準備して良かったと感じます。
スポーツインストラクターに限った話ではないと思いますが、やはり人のお役に立っているとを感じられるお仕事はやりがいが溢れています。
また、スポーツインストラクターも接客業、サービス業です。
スポーツクラブに通われるお客様の中には、
- 長い期間通われている方
- お年寄りの方
もいらっしゃいます。
長い期間スポーツクラブに通われている方にとって職員は顔なじみの存在で、親しみを感じてくれる方もいます。
お年寄りのお客様の中には、職員をご自分の孫のように優しく接してくれる方もいます。
運動とは関係ありませんが、スポーツクラブに通われる方々の生活の一部になれていることはとても嬉しく、楽しく感じることが多いです。
大変なこと
反対にスポーツインストラクターをしていて大変なことを紹介します。
大変なことは…もちろんあります。
上記でも触れましたがスポーツインストラクターは接客業、サービス業です。
こちらに非があることもありますが、一方的に非難される時は心が辛くなります。
- 「ここのスポーツクラブは運動指導が出来ていない」
- 「もっとサービスを良くしろ」
- 「設備をしっかり整えろ」
正直「このやろー」と思ったこともあります笑
ただ、上記の苦情を言ってくる人はお客様全体の1割もいません。
1割の人に注意を払うよりも、残りの9割の人に注意を払った方がいい仕事ができると割り切るようにしています。
また、スポーツインストラクターは接客業であり、サービス業であり、そして「技術職」でもあります。
技術職は技術を常に吸収しなければなりません
スポーツインストラクターとして働きながら運動や健康に関する新しい知識を身に着けようと講習を受けたり、本を読んだりしていますが…専門用語がややこしい!
何年スポーツインストラクターをしていてもこれには慣れません。
また、インターネットを使って運動のことを調べたりもしますが、説明がしっかりし過ぎていて眠くなります…。
このようなことをよく経験しますが、新しい技術を身につけないとスポーツインストラクターをして生き残ってはいけないので、技術の習得は続けるしかありません。
スポーツインストラクターの人生設計
スポーツインストラクターとして生きていくためには、将来についても考えなくてはいけません。
ここでは私が思うスポーツインストラクターが知っておいて損はしない、
- 資格の情報
- スポーツインストラクターの財布の事情
について紹介していきます。
資格取得
スポーツインストラクターの資格はたくさんあります。
スポーツインストラクターの私も聞いたことがない資格もたくさんあります。
- 健康運動指導士
- 健康運動実践指導者
- エアロビックインストラクター
- トレーニング指導者JATI-ATI
- アスティックトレーナー
などが有名な運動・スポーツに関する資格ですが、上記以外にも資格は山ほどあります。
お金を出して講習さえ受ければ取得できる資格もあります。
資格に関しての私の考えは、自分の基礎となる資格をまずは取ります。この資格は難易度がそれなりにあり、社会的に認められているものがいいです。
上記で言えば、健康運動指導士が社会的にも認められており、難易度もそれなりにあります。私も健康運動指導士の資格を保有しています。
自分の基礎となる資格を取得した次は、自分の特色を出せる運動の資格取得を目指します。
エアロビックダンスの技術を磨きたければエアロビックダンスインストラクターの資格を取る、子供向けの教室がしたければ子供向けの資格をとる、といった具合です。
とにかくなんでもいいから資格を取りたいと考える人もいるかもしれませんが、資格取得には、
- 講習料
- 受験料
- 資格認定料
- 資格更新講習料
- 資格更新料
といったお金が掛かります。
資格をたくさん取得するよりも、しっかり必要な資格を選んで取得することをオススメします。
お金について
インターネットで「スポーツインストラクター 給料」で検索すると、下の図のようなスポーツインストラクターの平均年収を知ることができます。
「平均年収約570万」…。
残念ながらこれはごく一部のスポーツインストラクターの年収です。おそらくプロスポーツチームに所属している方の年収です。実際のスポーツインストラクターの年収は上記のように高くありません。
もっともっと低いです。
はっきり言ってスポーツインストラクターの給料は低いです。
しかし、給料が低いと嘆いていても給料は変わらないので対策は必要です。
技術を身につけて給料を上げるのも大事な考えですが、時間が掛かってしまいます。
そこで私がオススメしたい方法は、1つのスポーツクラブに所属するのではなく、複数の所属先を持つ「フリーランス」としての働き方です。
所属先が
- スポーツクラブ
- 介護施設
- マッサージ店
- 病院
といった具合に複数あることで収入源をいくつも確保することができます。
それに所属先が1つだけの時よりもあらゆる経験を積むことができます。
フリーランスとして働く場合は、インターネットを使ったビジネスは不可欠です。
- ブログ
- アフィリエイト
- YouTube
- 投資
を行えば不労取得を得ることもできます。
これからの時代は副業が当たり前で、フリーランスとして働く人が増えていくとされています。スポーツインストラクターも例外ではありません。是非検討してください。
年齢を重ねても続けられる
私が高校生の頃、スポーツインストラクターになりたいと担任の先生に伝えたところ、
「年をとったら続けられなくなるから辞めておいた方がいい」と言われました。しかし、そんなことはありませんでした。
身体が資本のお仕事なのでケガや病気は気をつけないといけません。
しかし、年齢を重ねてもしっかり自分自身のトレーニングを重ねて仕事に耐えうる体力を維持しておけば、問題なく行えます。
スポーツクラブには50歳を過ぎた職員もいます。
この方はスポーツクラブの管理する立場にあるのでパソコンを使った仕事が多いですが、しっかり身体を鍛える時間を作り、お客様の前に立って運動指導もされています。
自分次第で年齢を重ねてもスポーツインストラクターは続けられます。
まとめ
- スポーツインストラクターは大変なこともありますが、楽しくてやりがいのあるお仕事です。
- 残念ながら給料は低いです。副業やフリーランスで働く方法を考えるのも1つの方法です。
- スポーツインストラクターは技術を磨き、経験を重ね、自分自身のトレーニングも重ねることで年をとっても続けることができます。
コメント