天気病に効くヨガ|梅雨の不調を整えるやさしいセルフケア

【この記事でわかること】

  • 天気病(気象病)とは?梅雨に不調が続く理由
  • 天気病をやわらげるのにヨガが効果的な理由
  • 自律神経を整えるヨガポーズ3選
  • ヨガを無理なく続けるためのコツ

私は医療系運動指導士として、病院やスポーツジムで活動しています。

梅雨に入ってから「頭痛が続く」「なんだか体がだるい」「気分が落ち込みやすい」…そんな不調を感じていませんか?

それ、もしかすると天気病(気象病)かもしれません。

気圧や湿度の変化によって自律神経が乱れることで、体や心に不調があらわれるのが天気病の特徴です。

病院に行くほどではないけれど、薬には頼りたくない…。そんなときにおすすめなのが、やさしいヨガの習慣です。

この記事では、天気病の原因と、体と心を整えるヨガの具体的なやり方をわかりやすくご紹介します。

目次

天気病(気象病)とは?|梅雨に体調を崩しやすい理由

天気病とは

天気病(気象病)とは、気圧・湿度・気温など天候の変化によって体調が左右される状態のことです。

特に梅雨のように天候が不安定な時期は、自律神経が乱れ様々な不調が心と身体にあらわれます。

梅雨は気圧や湿度、気温の変化が激しい時期。この変化が私たちの自律神経の働きに強く影響します。

気圧の変化が原因の「低気圧頭痛」で困った時は、耳マッサージと深呼吸を行いましょう。

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よくある天気病の症状:

  • 頭痛・めまい
  • 耳のつまり
  • だるさ・疲れやすさ
  • 肩こり・関節の痛み
  • 気分の落ち込み・やる気の低下
  • 胃腸の不調・寝つきの悪さ

これらの不調は「体質のせい」ではなく、自律神経の乱れによって起きている可能性があります。

また、天気病は特に女性に多く、気圧の変化を感じやすい「内耳」の働きが関係しているといわれています。

頭痛は肩こりが原因かもしれません。肩こりはストレッチで解消しましょう!

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なぜヨガが天気病に効くの?

ヨガは、深い呼吸と穏やかな動きを通じて、体の内側からバランスを整える運動です。

特に天気病の原因となる「自律神経の乱れ」に対して、次のような効果が期待できます。

ヨガが天気病に効く理由:

  • 呼吸を深めて自律神経のバランスを整えるから
  • 肩や背骨をほぐして血流とリンパの流れを改善するから
  • 背中や耳まわりを刺激し、めまいや頭痛を緩和するから
  • 精神的な緊張をやわらげて、心の安定をサポートするから

ヨガのポーズには、自律神経が通る「背骨」や「内耳まわり」を刺激する動きが多く含まれています。

自律神経は心と身体の健康に深く関わります。自律神経を整える方法は下記の記事で確認して下さい!

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天気病に効く おすすめヨガポーズ3選

天気病に効くヨガのポーズを3つ紹介します。

キャットアンドカウ

  1. 四つ這いになる。
  2. 手は肩の下、膝は股関節の下にくるように調整する。
  3. 深い呼吸に合わせて「背中を反る」と「背中をまるめる」を繰り返す。

効果: 自律神経の通り道である背骨を柔らかくし、神経の働きを整えます。

背骨を滑らかに動かすと、内臓の働きも整いやすくなります。

呼吸に合わせて背中を動かす

キャットアンドカウは呼吸にあわせて背中を動かしましょう。

  • 背中を反る:息を吸う
  • 背中をまるめる:息を吐く

背中を反る時は「斜め上を見る」、背中をまるめる時は「おへそを覗きこむ」ことで背中が動かしやすくなります。

胸をひらくポーズ

  1. 四つ這いの姿勢から始める。
  2. 左手を右手の方に寄せ、左手があった位置に左脚を置く。
  3. 左脚と右手を土台にし、右脚を出来るだけ後ろに引く。
  4. 左手を挙げて、胸をひらく。
  5. 左右それぞれ行う。

背骨をねじることで、交感神経と副交感神経の切り替えを助けます。また、胸をひらくことは心のリフレッシュに効果的です。

目線は上に伸ばした指先に向けましょう。

膝の向きに注意する

胸を開くポーズでは、前足の膝の向きに注意しましょう。

特に膝が内側を向いてしまうと膝を痛める原因となってしまいます。つま先と膝の向きを揃えて、真っすぐ前に向けましょう。

うさぎのポーズ

  1. 四つ這いの状態から、頭のてっぺん(頭頂部)をマットにつける。
  2. 両腕は肩の真上に伸ばし、両手を組む。
  3. 深呼吸をしながら30秒ポーズをキープする。

頭を下げることで、内耳の血流が促進され、気圧の影響によるめまいにアプローチします。

このポーズは耳の血行改善にもつながる、天気病に効果的な姿勢です。

天気病に効くヨガを無理なく続けるためのコツ

天気病の改善には、「毎日少しずつ整える」ことが何より大切です。

継続のポイント:

  • 1日1ポーズ、3分でもOK
  • 「気持ちいい」と感じるペースで行う
  • 不調がある日はチャイルドポーズだけでも十分
  • 結果より“気分が少しラクになったか”を大切にする

ヨガは「がんばらない運動」。続けるうちに、呼吸が深くなり、心も体も自然と整っていきます。

【まとめ】天気病は整える習慣で変わる

梅雨の時期、体や心に起こる不調は、薬だけでは根本解決にならないこともあります。

ヨガは、自分で整える力を育てるやさしい方法です。

  • 呼吸を深め、神経を整える
  • 血流を促し、めまいや頭痛をやわらげる
  • 気持ちを落ち着かせ、日常のつらさを和らげる

この梅雨、ヨガで体と心をやさしく整えて、天気に振り回されない自分を育てていきましょう。

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この記事を書いた人

ご覧頂きありがとうございます。
スポーツインストラクター|健康運動指導士|心臓リハビリテーション指導士|ヨガインストインストラクター|スポーツジム・病院勤務|読書好き|漫画も好き|名言が好き|運動・健康について情報発信|YouTubeでトレーニング動画配信中

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