- 繰り返す「閃輝暗点」は心と身体ををリラックスさせて、すっきり解消しましょう。
- 閃輝暗点の原因は脳の血流不足や自律神経の乱れです。これらは身体と心をリラックスさせることで解消することができます。
- この記事では「閃輝暗点を解消する 3つのリラックス法」を紹介します。
「目がチカチカする」、「視界の一部が欠ける」などの症状を呈す「閃輝暗点」を繰り返しているなら、心と身体をリラックスさせましょう。
閃輝暗点の原因は、
- 脳の血流不足
- 自律神経の乱れ
- ストレス
などです。これらは身体と心をリラックスさせることで解消することができます。
この記事では「閃輝暗点を解消する 3つのリラックス法」を紹介します。
心と身体を労われば閃輝暗点はすっきり解消できます。頑張っている心と身体をメンテナンスしましょう!


閃輝暗点とは

閃輝暗点とは、視界に「ギザギザした光」や「チカチカする模様」が現れる現象のことです。
閃輝暗点は数分から30分ほど続き、その後、片頭痛を伴うことが多いのが特徴です。
閃輝暗点の典型的な症状
- ギザギザした光(閃輝)が視界の一部に現れる
- チカチカとした模様や波のような光が見える
- 視界の一部が欠ける、またはぼやける(暗点)
- 10分~30分ほど続き、消えた後に頭痛が起こる
閃輝暗点の症状は突然視界に銀色の光が現れ、銀色の光が広がって視界を奪い、銀色の光が消えた直後に激しい頭痛が襲うとされています。
閃輝暗点の原因

- 脳の血流不足★
- 首こり・肩こり★
- 低血圧
- 貧血
- 自律神経乱れ★
- ストレス★
- 過労(疲労)★
- 低血糖
- ホルモンバランスの変化
閃輝暗点の原因の内、★がついたものは、この記事で紹介するリラックス法で解消することができます。
乱れた自律神経は心と身体をリセットすることで整えることができます。詳しくは下記の記事をご覧ください。

閃輝暗点を解消する3つのリラックス法
ここからは閃輝暗点を解消する3つのリラックス法を紹介します。
深呼吸

深呼吸には、
- 血流の改善
- 自律神経の調整
- ストレス軽減
という3つの効果があり、閃輝暗点の主な原因を和らげることができます。
吸う4秒 吐く8秒

深呼吸は、
- 吸う4秒
- 吐く8秒
のリズムで行いましょう。空気を「吸う」よりも「吐く」時間を長くすることでリラックス効果が高まり、自律神経が整いやすいくなります。
鼻呼吸

深呼吸は「鼻呼吸」で行いましょう。鼻呼吸は口呼吸よりもリラックス効果が高く、自律神経を整る効果があります。
鼻呼吸は、口呼吸に比べて呼吸が深くなりやすく、体内に十分な酸素を取り込むことができます。深い呼吸により細胞の活性化が促され、自律神経のバランスが整いやすくなります。
ストレッチ
首や肩、胸のストレッチは閃輝暗点の解消効果的です。ストレッチは閃輝暗点の主な原因の一つである「血流不足」や「筋肉の緊張」を和らげ、「自律神経の乱れ」を整えるからです。
首 ストレッチ①

- 背筋を伸ばす。
- 頭を左右どちらかに倒し、耳を肩に近づける。
- 左右それぞれ10秒ずつストレッチを行う。
首のストレッチは肩こりや首こりを解消し、脳への血流改善や自律神経の調整といった効果があります。
首 ストレッチ②

- 頭を前に倒し、両手を後頭部にのせる。
- 首の後ろの伸びを感じる。
このストレッチは僧帽筋(後頭部から首に伸びる筋肉)を伸ばします。肩こり、首こり解消に効果的なストレッチです。首の後ろの筋肉の緊張をほぐすことで、脳への血流が大幅に改善します。
手には力を入れない
両手を後頭部にのせますが、あくまでも「のせるだけ」です。手に力を入れてしまうと、首の筋肉を痛めてしまいますのでご注意下さい。
喉 ストレッチ

- 両手を胸の骨にあて、胸の皮膚を軽く下げる。
- 口を閉じたまま、上を向く。
- 喉のあたりがストレッチされているのを感じる。
両手を胸の骨にあてたら、両手で胸の皮膚を軽く下げましょう。胸の皮膚を軽く下げることで、喉のあたりがよりストレッチされます。
胸 ストレッチ

- 床、または椅子に座って行う。
- 両手を体の後ろで組んで、斜め下に両手を伸ばす。
- 両肩を後ろに引いて、胸の筋肉のストレッチを行う。
胸のストレッチのポイントは両肩を後ろに引くことです。両肩を後ろに引くことで胸のストレッチ感を強めることができます。
セルフマッサージ
頭皮や首、肩のセルフマッサージは閃輝暗点の解消に効果的です。セルフマッサージは頭皮・首・肩の筋肉の緊張を解き。血流を促進し、脳への酸素供給が改善するからです。
後頭部セルフマッサージ

- 左右の親指をそれぞれ頭蓋骨の際にあてる。
- 親指以外の4本の指は側頭部にあてる。
- 左右の親指でそれぞれ頭蓋骨の際をグーっと押す。
- 親指をあてる位置を変えて、中央から耳の近くまで順番にマッサージする。
後頭部のマッサージは肩こりや首こりの解消にとても効果的です。後頭部がリラックスすることで、脳への血流改善、自律神経の調整などの効果があります。
側頭部セルフマッサージ

- 親指以外の4本の指を側頭部に左右それぞれあてる。
- 4本の指で頭皮を大きくくるくる3回まわして、3秒間ぐーっと押す。
- 側頭筋全体がマッサージできるように、手の位置を変えて「2」の動作を行う。
側頭部をマッサージすることで、肩こりや首こりが解消することができます。
耳 セルフマッサージ

- 親指と人差し指で耳をつまみ、親指と人差し指で耳を挟んでマッサージする。
- つまむ位置を変え、耳全体をマッサージする。
耳マッサージとは
耳マッサージとは、
- 耳を揉む
- 耳を引っ張る
- 耳のツボを押す
ことで、様々な効果が期待できるセルフケアの一つです。
適度な強さでゆっくり行う
耳マッサージは「適度な強さ」で「ゆっくり」行いましょう。耳マッサージは強すぎると痛みを感じたり、逆に弱すぎると効果が得られません。
また、ゆっくりマッサージを行うことでリラックス効果が高まり、気持ちのリラックスはリンパの流れの改善にも効果的です。
耳マッサージの強さの目安は下記の通りです。
- マッサージ後、耳が温かくなる(血行が良くなる)
- 痛みがない
- 心地よい(気持ちよい)
鎖骨セルフマッサージ

- 手をグーにして、鎖骨の下にあてる。
- グーにした手で鎖骨の下の筋肉をぐりぐり押す。
- 身体の中央から外側に向かって、マッサージする箇所を少しずつ変えて行う。
- 左右それぞれ行う。
鎖骨マッサージは巻き肩の改善や肩こり解消といった効果があります。
3つのリラックス法の効果を高めるポイント

閃輝暗点を繰り返す人は、リラックス法の効果を最大限に高めることが重要です。
特に、以下の3つを組み合わせることで、血流改善・自律神経の安定・疲労の回復に役立ちます。
- 入浴後に行う
- デジタルデトックスを行う
- 有酸素運動を行う
入浴後に行う
閃輝暗点を解消する3つのリラックス法は、入浴後に行いましょう。
入浴後は体が温まっており、血流が良くなった状態でストレッチやマッサージを行うとリラックス効果や疲労回復効果が向上するからです。
【おすすめの入浴方法】
- お湯の温度は38〜40℃(ぬるめのお湯)
- 15〜20分お湯に浸かる
- 肩や首までしっかり温める
- 入浴剤を入れる
デジタルデトックスを行う
閃輝暗点を解消する3つのリラックス法に「デジタルデトックス」も合わせて行いましょう。
デジタルデトックスとは
デジタルデトックスとは、スマホ・PC・タブレット・テレビなどの デジタル機器の使用を控え、脳や目を休める習慣 のことです。
長時間のデジタル機器使用は、脳や自律神経に負担をかけ、
- 眼精疲労
- ストレス
- 睡眠の質の低下
につながります。これらの問題は閃輝暗点を引き起こす原因でもあるため、デジタルデトックスを行うことで、こ閃輝暗点の解消を図ります。
デジタルデトックスの方法
- スマホやPCを使う時間を意識的に減らす
- 就寝前1時間はスマホやタブレットを使用しない
- 1時間に1回、5〜10分画面を見ない時間を作る
- デジタル機器を使わない時間を作る
スマホの使い過ぎが起こす「スマホ脳」は心と身体を疲弊させます。スマホ脳はストレッチで解消しましょう。

有酸素運動を行う
閃輝暗点を解消する3つのリラックスに、有酸素運動も合わせて行いましょう。
有酸素運動はウォーキングやジョギングなどの運動を指します。有酸素運動には血流を改善する効果があり、脳への血流を促進することができます。
有酸素運動のポイント
- ウォーキングやジョギングを行う
- 15~30分行う
- 「楽だ~ややキツイ」、「軽く息が弾む」ペースで行う
- 週3回行う
有酸素運動の詳しい方法は下記の記事を参考にして下さい。

まとめ
- 繰り返す「閃輝暗点」は心をリラックスさせて、すっきり解消しましょう。
- 閃輝暗点の原因は脳の血流不足や自律神経の乱れです。これらは身体と心をリラックスさせることで解消することができます。
- この記事では「閃輝暗点を解消する 3つのリラックス法」を紹介しました。


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